実際しんどい人はどうすればいいの?
このような疑問を解決します。
これから浪人生活を迎える方は、来たる1年間がどのような生活になるのか不安で仕方ないと思います。
僕も高校3年生のときに不合格という結果となって、浪人を決意しましたが、同じような気持ちを抱いていたことは言うまでもありません。
ですが、なかなか浪人生の情報は手に入れにくいですし、浪人しても大学に入学してしまった先輩などには聞きづらいですよね。
そこで今回は、自信の浪人経験を元に、浪人がきつい、つらいのはなぜかということだけではなく、その対処法などについてもお話していきます。
これからの生活がイメージできたり、気を付けておくポイントを抑えることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
\大学受験・浪人を経て人生変わった/
【念押し】浪人は本当につらい・きついです
まずはじめに念押ししておきますが、本当に浪人はきつい、つらいものです。
僕の1年間の浪人生活を振り返ってみても、つらいなどのネガティブな感情を抱いていた時期はたくさんありましたし、決して楽な期間だったとは思いません。
通っていた予備校では、精神的に参ってしまって秋ごろから顔を出さなくなってしまった人もいますし、ストレスによって体にかかる負担は想像以上です。
この話を聞くと「浪人ってきつかったり辛いことがないからやめておこう」と感じる方もいるかもしれませんが、そう決めつけるにはまだ早いです。
というのも、浪人生活がつらいと感じる要因を抑えておけばストレスを減らすことはできますし、予備知識があるだけでもかなりの精神的余裕が生まれるからです。
そして何より、浪人を経て第一志望に合格できたり、熱心に勉強に励んだという経験は絶対にあなたにとって大きな自信にもなります。
僕を含め大学の友人には浪人経験がある人が多いですが、合否関係なく浪人生活を良い思い出として消化している人が多いです。
全くイメージできない方は、下記の記事が参考になると思います。
あなた 浪人って本当に楽しいの? 経験した人の話を聞きたいなぁ...。 このような疑問を解消していきます。 浪人を決めた…
浪人することはマイナスイメージが強いかもしれませんが、何も悪いことばかりではありません。
つらい、きついと感じることがたくさんあること一緒に、これからお話する原因や対処法を頭に入れておきましょう。
そうすることで、負担を軽減して、より元気な状態勉学に励むことができ、浪人生活を自分の糧にすることができると思いますよ。
浪人がつらい・きついと感じる5つの理由
浪人しているときに辛いと感じる理由は、次の5つが挙げられます。
・「後がない」というプレッシャー
・理想とのギャップが生じる
・人との会話が減る
・繰り返される単調な日々
・心の底から楽しめない
1つずつ、順に解説していきましょう。
浪人がつらい・きつい理由①:「後がない」というプレッシャー
浪人生活においてつらいと感じる一番の理由はやはり、後がないというプレッシャーです。
言ってしまえば二浪しても問題ないのですが、精神的負担も大きくて回避したいと考えるはずですし、何より両親などに申し訳ない気持ちが生まれるのも事実。
そう簡単に失敗できない状況であるのは間違いないですし、現役時とは比べ物にならないプレッシャーを感じることになるでしょう。
適度に感じる分には良いのですが、過度のプレッシャーは身を滅ぼすことは想像できると思います。
完全に再起不能になると受験どころではなくなってしまうので、たまには息抜きをしながら過ごすことをオススメします。
僕自身、浪人中に根を詰めすぎて大失敗をした経験があるので、以下の記事を読んで反面教師として活用していただければ幸いです。
関連記事 浪人生・受験生の息抜き5選!適度な休憩は必須です!【過去の失敗も暴露】
浪人がつらい・きつい理由②:理想とのギャップが生じる
浪人すると成績が劇的に伸びたり、試験の点数が跳ね上がるだろうという理想を抱きがちですが、そんなことはまずありません。
そのような理想とのギャップと直面してつらいと感じてしまうことは、少なからずあることです。
もちろん浪人をして成績が一気に伸びる人もいますが、その成果が現れるまでに相当な努力と時間を要することを忘れてはいけません。
「〇月には大成長してるやろ!」という理想とは裏腹に、〇月に結果が出てこないということはザラにあります。
春から地道な努力を続けていったとしても、秋ぐらいに少し成果が見え始めるぐらいの忍耐力は必要でしょう。
成長した未来の自分をイメージし、追求するのは大事なことですが、悪い方向に作用しないように注意してくださいね。
理想とのギャップなどに苦しんで病んでしまうのは浪人あるあるの1つだと言えるでしょう。
関連記事 浪人あるある12選!笑えるモノからガチなモノまで集めてみた!【これが浪人だ】
浪人がつらい・きつい理由③:人との会話が減る
浪人生は、基本的に勉強しかしないので、他人会話する機会が驚くほどに減ります。
高校に通っている間は、クラスがあって、周りに知り合いがいるという環境ですが、予備校はクラス分けはあれど、和気あいあいとした空気ではありません。
何人か喋れる友達ができることはありますが、従来のような人間関係の拡大は見込めないでしょう。
浪人中に友達を作ることに関しては賛否両論ありますが、僕の経験から見解を述べた記事も載せておくので、ぜひ参考にしてみてください。
浪人生 浪人生活、不安だなぁ。 友達作った方がいいのかな? このような悩みを、浪人経験のある僕が解決します。 辛…
ちなみに、浪人中どれぐらい人と話さなくなるかというと、一日を通して家族としか会話しないのが当たり前なレベル。
予備校の担任などと言葉を交わすことはあるかもしれませんが、誰とも話せなくなることも理解しておきましょう。
浪人がつらい・きつい理由④:繰り返される単調な日々
浪人がつらい、きついと感じる理由として、単調な日々を繰り返さなければならないことも挙げられます。
ザックリとした1日の流れを解説してみると、次の通り。
基本的にこのサイクルをずっと回していきます。
たまに息抜きなどをする日もあるかもしれませんが、一年間の9割9分はこのペースでしょう。
もう少し上記のスケジュールをかみ砕いてみると、こんな感じです。
このような単調な日々が続くわけですから、辛いと感じずにはいられません。
僕も「また新しい一日が始まった。まぁ同じことするねんけど。」こんなことを感じながら過ごしていましたよ。
関連記事 浪人生の勉強時間はどれくらい?一日の流れや時間の作り方も紹介!【時間は作るもの】
浪人がつらい・きつい理由⑤:心の底から楽しめない
浪人中に、何回かは気晴らしでご飯に行ったり休んだりすることがあるでしょう。
僕も予備校の近くで美味しいご飯を食べたり、少し寄り道をしておしゃべりとかをしていました。
しかし、このようなときでも、大学受験に対する不安が消えず、心の底から楽しめないのがつらいポイントです。
「今は楽しいけど、また勉強しないといけないんだよね。」という現実から目を逸らせない状況が続きます。
現実逃避して遊び呆けるよりマシですが、やはり辛いと感じることが多かったですね。
浪人がつらい・きつい気持ちを和らげる方法
次に、浪人生活の精神的な負担を和らげる対処法についてお話します。
具体的には、次の4つです。
・成績はすぐ伸びないと知る
・完璧を求めない
・話を聞いてくれる人を作っておく
・不合格なんてちっぽけなものと知る
順番にお話していきます。
①:成績はすぐ伸びないと知る
浪人して必死に勉強しても、残念ながらすぐに成績は伸びません。
なので、しばらくの間は努力の成果が目に見えない状態が続きます。
・たくさん勉強してるのに、伸びない点数
・何度やっても、理解できない問題
・もう見飽きたよ、E判定
このような苦しみを長い期間味わうことになるでしょう。
しかし、ここで挫折せずに努力を積み重ねていってほしいと思います。
とはいえ、成績が伸びないままだと辛いだけですし、実体験を詳しい情報は、以下の記事をご覧ください。
「浪人しても成績は上がらない」 「浪人して学力が伸びる・そのまま・下がる人の割合は、2・6・2だ。」 僕は一浪して大…
②:完璧を求めない
大学入試は、満点を取らなくても合格できます。
当たり前のことを述べていますが、浪人して余裕がなくなってくると、この事実を忘れてしまいます。
そして、完璧に仕上げないといけないと焦ってしまい、できずに落ち込むという負のスパイラルに突入。
浪人生活を通して、常に落ち着いて勉強できる人は少ないです。
多くの人は不安を感じて焦ってしまう時期があり、完璧を手に入れて安心しようとします。
ですが、そのようなときこそ立ち止まって、冷静になりましょう。
「大学は満点取らなくても受かるぞ」
こう自分に言い聞かせて、自分が今何をしなければならないのかを明確にしましょう。
完璧を求めるより、全体的な完成度を高めていくことに専念しましょう。
③:話を聞いてくれる人を作っておく
浪人が辛いと感じる理由の中で、"人と話す機会が減って精神的にしんどくなる"という話をしました。
主にこれの対処法になるのですが、話を聞いてくれる、頼れる存在を作っておきましょう。
一人で受験に対する不安などを抱え込んでも、いつかは自分が壊れてしまいます。
高校の友人に、LINEや電話で相談に乗ってもらうだけでも気持ちが楽になります。
「あ、やばいな」と感じたときに、頼れる人を見つけておいて、浪人中は思い切って頼っちゃいましょう。
恩を返すのは、大学入学後でも遅くありませんよ。
④:不合格なんてちっぽけなものと知る
受験生でいる間は、大学受験のために日々息をしているといっても過言ではありません。
"大学に受からない=人生の終わり"という考えになってしまう人も多いでしょう。
僕も同じ考えをもって受験に挑んでいましたからね。
しかし、一浪して二度も同じ大学に落ちて大学受験を終え、今ではこう思います。
これは負け惜しみなどではなく、心の底から感じていることです。
大学に入学することが人生のゴールではありませんし、スタートラインにすら立っていないと思います。
だからといって浪人中に手を抜くべきではありません。
必死に一年間努力した経験は絶対にあなたを強くし、後に活きてきます。
精一杯頑張るけど、どこかリラックスした状態で、浪人生活を駆け抜けてください!
浪人はつらい・きつい理由や対処法のまとめ
この記事を通して、浪人が辛い理由やその対処法をお話してきました。
最後にもう一度、まとめておきましょう。
・「後がない」というプレッシャー
・理想とのギャップ
・人との会話が減る
・繰り返される単調な日々
・心の底から楽しめない
・成績はすぐ伸びないと知る
・完璧を求めない
・話を聞いてくれる人を作っておく
・不合格なんてちっぽけなものと知る
浪人していると、「辛い」「早く終われ」と感じることが何度もありますが、それらを乗り越えた先には、一回りも二回り成長した自分が待っています。
ですが、浪人は人を強くしますし、浪人前と後では、自分自身は驚くほど変わっています。
「必死に頑張ってたし、あの一年間は良い期間だったな」と感じれるように、騙されたと思って今は頑張ってみてください。
陰ながらではありますが、応援しています。
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