どんな生活サイクルの中で時間を確保する必要があるんだろう。
このような悩みを解決します。
これから始まる浪人生活に対して、不安を覚える方も多いと思います。一年間、遊びなどを我慢して勉強に全てを捧げるわけですから、そのような感情を抱くのも仕方ないことでしょう。
しかし、不安に感じる大きな原因は浪人に関して無知であることであり、実体験などを聞いてイメージが湧くようになると気持ちが楽になるはずです。
当記事では、浪人生の勉強時間の平均などをはじめ、一浪の僕の経験談なども交えながらお話していくので、参考にしていただければと思います。
浪人生の勉強時間の平均は?
僕もこの記事を書く前に浪人生の勉強時間について調査してみました。
ネットで調べたり、自分の浪人時代の勉強時間の記録を見返したところ、結果的にほとんど同じ時間にたどりつきました。
結論、本気で第一志望に受かろうと思っているならば、学力関係なく1日10時間は勉強時間を目標にすべきです。
1日は24時間という制限もありますし、人間、適度の休息がなければぶっ倒れてしまう等の事情も考慮すると10時間が妥当でしょう。
浪人中の息抜きに関しては、以下の記事が参考になります。
あなた 受験勉強の息抜きってどうしたらいいんだろう。 浪人生ってたまには休んでいいのかな? このような悩みを解決…
さて、あなたは10時間という数値を見て多いと思っているのか少ないと思っているのかはわかりませんが、一度10時間の勉強を試みてほしいと思います。
浪人経験のある僕から言わせてもらうと、1日10時間勉強するのはかなりしんどいことです。
自分はやった気でいても、まだまだ足りていないということが十分に起こりえますし、挫折しそうになるかもしれません。
ですが、ここで諦める程度の弱い意志では厳しい大学受験という競争に勝つことはできません。
これを乗り越えることができれば、試験の不安も吹き飛ばす自信が身につきますし、これからの人生で「浪人時代に比べれば!」「浪人を耐えた自分ならいける!」と奮い立たせることができます。
10時間というのはあくまでも目安でしかありませんが、これを目標に努力を続けることができれば、十分な結果がついてくることでしょう。
関連記事 浪人生の第一志望合格率は〇〇%!?原因や対処法まで自分の経験を元に解説!【後悔した】
僕が浪人生だったときのスケジュールと勉強時間
浪人生がどれぐらい勉強しているのかお話したところで、僕が浪人生だったときの1日のスケジュールを紹介します。
"一体どんな生活の中、勉強時間を確保していたのか"に注目していただければと思います。
具体的には、次のようなスケジュールで過ごしていました。
6:30 起床
7:00 家を出発
9:00 授業開始
12:50 昼休み開始
13:30 授業開始
17:20 予備校の授業終了
17:30 自習開始
19:50 予備校を出る
22:00 帰宅
24:00 就寝
おそらくほとんどの浪人生はこんな感じです。
僕の場合、家から予備校まで電車を乗り継いで二時間かかっていたので、通学時間が長い点だけ特殊だと思います。
毎日電車の中でも勉強をしていたのですが、勉強法は「【大学受験】電車で僕がやっていた勉強法を伝授します!【660時間の使い方】」でもお話しているのでよければご覧ください。
スケジュールの勉強している時間に目を向けてみると、予備校の授業が50分で毎日8コマほどあったことから、6時間半ほどは授業を受けている時間だとわかります。
そこに自習の約2時間と、電車内やスキマ時間の勉強時間を足せば10時間を超える計算です。
時間通りにテキパキ動いた結果の10時間ですから、休憩の時間なども必要と考えると、かなり厳しいものだとわかりますね。
予備校の授業だけでは不足していて、自分で勉強する時間を生み出さなければならないことを理解しておいてください。
浪人生の勉強時間の作り方
「どうしたらあんな勉強時間を確保できるんだろう」と不安になっている方もいるかもしれません。
一見とても膨大な量の時間に見えますが、日々の行動を少し意識することで達成することができます。
僕が今から紹介する、3つの方法を実践してみてください。
・勉強を最優先にして習慣化する
・隙間時間を活用する
・友人とおしゃべりをする時間を減らす
それぞれ詳しく解説していきます。
①:勉強を最優先にして習慣化する
浪人中は、日々の生活で勉強を最優先に行動して、習慣にしてしまいましょう。
おそらくピンとこないと思うので、かみ砕いた例を挙げます。
・電車に乗った→勉強しよう
・予備校着いたけど、授業まで時間がある→勉強しよう
・時間余ったなぁ→勉強しよう
上記のように、勉強を取るべき行動の最優先の選択肢にしておきます。
そうすれば、スマホゲームに時間を奪われたり、浪人中に費やすべきでない無駄な時間を過ごすことなく勉強に集中することができます。
最初はとてもしんどいと思いますが、腹をくくって一か月がんばってみてください。
おそらく一か月続けることができれば、それが苦に感じなくなり、習慣にすることができると思います。
勉強を苦痛に感じず、「とにかく勉強するか」という思考に洗脳することができれば、自然と勉強時間は確保できるはずです。
②:隙間時間を活用する
実は日々の生活のいたるところに、スキマ時間は潜んでいます。
1日5分と仮定すると、1年間で1825分=30時間です。1日と1/4日にあたる時間になってしまいます。
ですが、隙間時間は5分以上あるでしょうし、もっと多くの時間を無駄にしていることがわかります。この時間も同じ大学を目指す受験生は勉強しているとしたら、ヒヤッとしますよね。
まさに、塵も積もれば山となるというわけです。
それでは、僕が受験生のときにスキマ時間とみなし、可能な限り勉強に費やしていたのを軽く4つ挙げてみます。
・授業の間の休憩時間
・個室トイレにいる時間
・電車やバスの移動時間
僕が高校生のときは、お風呂で社会の教科書を読んで、ドライヤーをあてながら一問一答アプリで問題を解くぐらい真剣に勉強してました。
そして、浪人生のときは、周りの乗客に変な目で見られているのを承知の上で、毎日電車で勉強してました。
あなたのできる範囲で良いので、隙間時間を活かした勉強ができないかを模索してみてください。
英語や古典の単語のインプット、社会の暗記など、できることはきっとあるはずです。
ちなみに、旧帝英語で8割超えの僕が、スキマ時間によく使っていた単語帳についてまとめた記事もありますので、よければご覧ください。
関連記事 鉄壁は書き込みをすれば最強!使い方や特徴を愛用者が解説します!【CDは必要です】
③:友人とおしゃべりをする時間を減らす
浪人は辛くてしんどいので、友人とおしゃべりする時間が長引いてしまうことがよくありますよね。
自分も経験したことがありますし、その気持ちはよくわかりますが、何度も繰り返すとあなたの勉強時間は大幅に削られてしまいます。
どうしても誰かの支えが必要な時はあると思いますが、ただの雑談に時間を使いすぎるのはオススメしません。
大学に入学すれば友人もたくさん作れますし、自由な時間も増えるので好きなだけおしゃべりもできます。今は我慢しましょう。
ちなみに、浪人生活が辛いと感じる原因やその対処法を知っておけば、精神的な負担はかなり減ります。
詳しくは僕の実体験なども交えて解説した以下の記事が参考になると思うので、ぜひご覧ください。
あなた 浪人って何がつらい・きついの? 実際しんどい人はどうすればいいの? このような疑問を解決します。 これから浪…
実際のところ、僕は浪人中に同じ志望校の友人ができ、おしゃべりをする機会は何度かありました。
その友達が原因で合否が分かれたとは思いませんが、予備校で友人を作ることで、あなたの大学受験の結果が大きく変わるかもしれません。
浪人中に付き合う友人や、その人との付き合い方は、慎重に考えましょうね。
関連記事浪人して友達を作るべき?まずは一浪の僕の経験談を聞いてくれ【諸刃の剣ですよ】
浪人生の勉強時間まとめ
浪人生活は非常に過酷なものです。
親にお金を出してもらっている・後がないというプレッシャーや、受験に対する不安に押しつぶされそうになる時もあると思います。
ですが、日々の勉強の積み重ねを怠らなければ、絶対に満足のいく結果がついてきます。
勉強時間は1つの目安にしかなりませんが、まずは量を確保しないと質を語ることもできませんし、成績の向上は望めません。
大変なことも多いでしょうが、がんばってください。応援しています!
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