友達作った方がいいのかな?
このような悩みを、浪人経験のある僕が解決します。
辛い浪人生活を一人で乗り切ることができるのか、不安になる方も多いと思いますが、一方で友達ができたら遊んでしまうのではないかという不安もあるでしょう。
予備校で友達を作るべきなのかは、僕も非常に迷っていた点なので、何か力になれるのではないかと思います。
なので今回は、自分の浪人経験を元に予備校で友達を作るべきなのかどうかをお話していきますね!
結論:浪人して友達作るのはメリットもデメリットもある
先に結論を述べておくと、浪人して友人を作ることは、良い点も悪い点もあります。まさに諸刃の剣です。
そして、浪人して自分のいきたい大学に合格できるかどうかは友達の有無に関係なく、本人の努力次第です。
僕が通っていた予備校では、友人をたくさん作りながらもマジメに勉強して合格した人もいれば、友達を増やすことなく勉強に取り組んでいたけど不合格になってしまった人もいます。
受かる人は受かりますし、落ちる人は落ちます。残酷な言い方ですが、これが現実です。
とはいっても、予備校で友達を作ることで生じるメリットやデメリットを把握しておけば、あなたがじっくり考えた上で友人を作るかどうかの結論を出すことができます。
なので、ぜひとも最後まで読み進めていただけたらと思います。
関連記事 浪人生の第一志望合格率は〇〇%!?原因や対処法まで自分の経験を元に解説!【後悔した】
浪人生が友達を作るメリット
まずは、予備校で友達を作ってよかったと感じたことについてお話していこうと思います。
今回僕がお話しするメリットは、次の3つです。
・切磋琢磨することができる
・ストレスを減らすことができる
・情報交換ができる
順に解説していこうと思います。
メリット①:切磋琢磨することができる
やはり、友人を作る大きなメリットは、切磋琢磨して互いに成長できる点にあると思います。
僕は一緒に浪人していた友人と互いに競い合うことで、モチベーションを維持していました。その友人は僕よりワンランク上の大学を志望しており、自分より上のクラスに所属していたので、模試などでは僕が負けてばかりでした。
しかし、得意科目で追い越しそうになったり、ある模試ではいい勝負をしたりなど、「次は勝ってやる!」という気持ちを芽生えさせることができました。今思うと、本当に良い競争相手だったと感じます。
結局、僕は彼を追い越すことはできませんでしたが、彼がいなければ自分はこんなに成長できなかったと確信しています。
自分一人であれば、良い意味で比較する相手がおらず、高い向上心が生まれないと思うからです。
素直にお互いを認め合って切磋琢磨できる友人がいれば、自然と勉強のやる気がみなぎってきますよ。
また、浪人生の成績については、「浪人しても成績は伸びない!?浪人時の成績推移や伸び方も経験を元に解説!」でも解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
メリット②:ストレスを減らすことができる
友人を作る大きなメリットの1つに、自分にとっての精神安定剤になるということが挙げられます。
浪人生活は過酷なもので不安になることも多いので、気軽に話せる友人の存在は非常に大きいです。
家族ではなく、実際に自分と同じ境遇にいる人だからこそ分かり合えることもあります。だからこそ、予備校で友達を作ることにメリットが生まれます。
僕自身も、友人と自信になることや不安になっていることなど、色んな話をすることで安らぎを得ていたことは間違いありません。
人と話すだけで楽になるときも結構多いですからね。
ですが、作る友人を間違うと、あなたの浪人生活は終わってしまうと言っても過言ではありません。詳しくは後述しますが、気を付けてください。
メリット③:情報交換ができる
予備校内に友達がいると、お互いに情報交換ができるので、常に一人でいて、予備校の先生にもらう情報だけでは手に入らない情報もゲットすることができます。
参考までに、僕が浪人生のときに交換していた情報を挙げてみると、次の通りです。
・予備校内の提出物などの情報
・講師や講習の良し悪し
・大学の試験や立地条件など
このようなことを友人同士で話していました。
特に、大学の試験などの情報を得ることができるのは大きなメリットになると思います。というのも、滑り止めの大学を選ぶ際や志望校を変更する際に、重要な判断材料になるからです。
実際に僕は予備校で知り合った友人に、私立の大学の情報を教えてもらいました。過去問なども見せてもらい、入試方式によっては穴場であることも知ることができました。
結局、その大学の試験は受けませんでしたが、私立の選択の幅を広げた上で受験校を選ぶことができたので非常に良かったと思います。
また、キャンパスの場所や立地条件など、学生視点の情報を集めることもできます。
大学に合格するための勉強も大事ですが、必要な情報を集めておくのも立派な受験対策の1つです。
関連記事 【必見】地方国立大学の理系を選ぶメリットは?現役大学生の僕が解説します!
浪人生が友達を作るデメリット
次は、浪人生が友人を作ることで生じるデメリットに焦点をあてていきましょう。
具体的には、次の2つの悪い影響を被る可能性があります。
・勉強時間が減ってしまう
・甘えが生じてしまう
それぞれ解説していきます。
デメリット①:勉強時間が減ってしまう
予備校で浪人生の友達を作る際の大きなデメリットとして、自分の勉強時間が減ってしまうことが挙げられます。
友人がいると、ついつい遊びにいってしまったり、一緒にご飯を食べているうちに話がとまらなくなることもあります。
それが一回や二回であればまだしも、長い期間に渡って何回もやってしまうと、あなたの勉強時間は確実に減っていきますよね。
一人でいれば「単語帳でも開いてとりあえず勉強しよう」という思考になりますが、友人といるとこのような考え方にはなりません。
もちろん、友達を作りながらもメリハリをつけていた人もいました。その人は見事、第一志望の旧帝大に合格しました。ですが、ダラダラしてしまう可能性も大いにありますし、切り替えが苦手な人も多いと思います。
予備校で友達を作ってしまったが故に勉強時間が減り、第一志望に合格できなかったら、悔やんでも悔やみきれませんよ。
関連記事 浪人生の勉強時間はどれくらい?一日の流れや時間の作り方も紹介!【時間は作るもの】
デメリット②:甘えが生じてしまう
友人を作ることで、自分の中で甘えが生まれてしまう可能性があります。
「いいじゃんそれぐらい」「ちょっと休んだら?」という言葉は、自分の努力の基準を下げることにつながります。
仮に一人でいれば、自分の設定した水準を維持することができますよね。予備校が閉まるまで残るとか、何時間は勉強時間を確保するなど。
ですが、友人に甘えを生じさせるような言葉をかけられたらどうでしょう、気が緩んでしまう人もいるのではないでしょうか。
また、「いつもがんばってるよね」「本当に尊敬する」といった発言にも要注意です。
言った本人は何の悪気もなく、純粋に努力を称え尊敬の念を示しているだけなのは僕もよくわかります。
しかし、この言葉を聞いて天狗になってしまったり、気が緩んでしまう可能性があることをよく覚えておいてください。
これは僕の浪人時代に実際にあった話です。
予備校が家から遠かったのですが、僕は寮に入らず、毎日電車を乗り継いで片道一時間半かけて登校していました。もちろん、移動中は英単語を覚えるなどして常に勉強です。
一方で僕の友人は予備校近くの寮に入っていたのですが、「毎日そんな朝早く起きて登校して、みっちり勉強してるお前マジですごいよな~」と褒めてくれたことがありました。
もちろん本人の素直な感想なのはわかっていますし、責め立てたりする気もありません。しかし、この言葉を聞いて僕は少し天狗になってしまったのです。「あ、俺って頑張ってるんだ」と思ってしまい、気のゆるみが生じました。
幸いすぐに自分が油断していることに気づき、気持ちを入れ替えて再スタートすることができましたが、思わぬところに罠があると感じました。
他人に認められるほど努力することは立派なことですが、褒められて天狗にならないように注意してくださいね。
浪人して予備校で友達になるべき人
予備校で友達を作る場合のメリットやデメリットをふまえたうえで、親しくなるべき人の特徴を挙げてみます。
僕が思う、予備校で作るべき友人は次のような人達です。
・自分と同じか、少し上のレベルの人
・マジメに勉強している人
上で挙げた特徴は、浪人して友達を作るメリットでも触れた"切磋琢磨できる友人を作る"ことにつながります。
自分を引き上げてくれて、成長につながる人であれば、友達になってみるのもいいのではないでしょうか。
そのような人とは、大学に入学してからも親しい関係を気づくことができると思いますよ!
浪人して予備校で友達になってはいけない人
逆に、拒否を置いた方がいい人の特徴も紹介してみようと思います。
浪人して友達になってはいけない人は、次に挙げるようなことをする人です。
・よく休憩スペースにいる人
・授業を休んだりダラダラしている人
・遊びに誘ったり勉強の邪魔をしてくる人
このような特徴を持った人とは、浪人している間は友達にならないほうがよいでしょう。
一緒にいるうちに自分の中に甘えが生まれてしまいますし、最悪の場合、全く勉強しなくなって現役のときより成績が落ちるという事態も起こりえます。
楽しそうでキラキラした存在に感じられるかもしれませんが、浪人生として過ごす間は我慢しましょう。
まとめ:浪人して友達を作ろうが合否には関係ない
最後に、この記事でお話したことをまとめてみようと思います。
・切磋琢磨することができる
・ストレスを減らすことができる
・情報交換ができる
・勉強時間が減ってしまう
・甘えが生じてしまう
・自分と同じか、少し上のレベルの人
・マジメに勉強している人
・よく休憩スペースにいる人
・授業を休んだりダラダラしている人
・遊びに誘ったり勉強の邪魔をしてくる人
この記事でお話したことを元に自分で考え、結論を出すことで、あなたの納得いく行動ができると思います。
大学受験は、人生の大きな分かれ道です。他人に言われるがままではなく、自分で下した決断を元に行動すべきです。
実り多き浪人生活にしてください。応援しています。
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