浪人経験者の人の話を聞きたいなぁ。
浪人するにあたって、1年間の勉強漬けの生活の末にどれぐらいの割合で合格することができるのか。参考程度であってもいいので目安がほしいですよね。
そこで今回は、浪人生の第一志望の合格率はもちろん、そのような数値になる原因や対処法についてまでお話していきたいと思います。
浪人経験のある筆者の後悔なども交えながらお話していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
\浪人を経て色々と成長しました/
【結論】浪人生の第一志望合格率は?
結論から言うと、浪人生の第一志望合格率は10~20%だと言われています。
この数値を見てどう思いました??
低くないですか?
必死に1年間勉強するのに、この合格率ですよ。
しかし、この合格率はもっぱら嘘ではないと思います。
僕の知り合いの情報を集めても、このような数値になりますし、自分が通ってた予備校で、少し高めの2~3割ぐらいだと思います。
浪人中、同じ志望校で同じコースに所属していた友人は、僕を含めて5人、みんな落ちましたし、センターの結果でほぼA判定だった友人も、不合格でした。
浪人して真面目に勉強したら絶対に合格するものだと思っていましたが、そんなことはありません。
始めてこの数値を見たときは信じられませんでしたが、浪人を終えて振り返ってみると妥当だと感じます。
浪人生の第一志望合格率がこの数値になってしまう原因
では、どうしてこのような数値になってしまうのでしょうか?
僕が浪人した経験を元に、その理由を3つ挙げてみました。
・浪人生は本番で失敗しがちになる
・遊んでる浪人生が多い
1つずつ深掘りしていきますね。
①:浪人で成績が上がっても、第一志望に受かるとは限らない
コレはぜひ頭に入れておいてほしいのですが、浪人して真面目に勉強したら成績は上がりますが、それと第一志望合格は別の話です。
成績が上がっても、行きたい大学に必要な学力に届いていなければ意味ないですよね。
その他にも色んな要因が重なると、成績が右肩上がりでも不合格になってしまいます。
不合格になる理由は人それぞれだと思いますが、僕の場合は実力が足りていなかったという単純な理由だったと思います。
僕は浪人して真面目に勉強したので、成績はグングン伸びました。
これは胸を張って言えます。
ですが、最終的な学力が足りてなかったようで、センター試験が微妙な結果で終わり、二次試験は手ごたえはありましたが不合格でした。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
受験生 第一志望の大学に落ちてしまった。 もう終わりだ。どうしよう。 このような悩みを抱えている方に向けた記事に…
「成績が上がったから合格できる!!」と思いこんでいたのがいけなかったと今では思います。
自分の実力がついていることを認めながら、さらに伸ばすにはどうすればいいのか、残りの期間を最大限に活用にはどうすればいいのかをもっと真剣に考えるべきでしたね。
②:浪人生は本番で失敗しがちになる
浪人生によく当てはまるのが、この要因です。
センター・二次ともに、めちゃくちゃ緊張しますよ。
僕は現役のときは緊張なんてしませんでしたが、浪人して受けた試験ではずっと手が震えていました。
どうしてこんなに緊張するのか、プレッシャーを感じるのかというと、次のような色んなことを考えてしまうからなんです。
・二浪は嫌だなぁ
・浪人したのに第一志望に行けないのは嫌だなぁ
一年間勉強漬けの生活やってきて、精神的にもピークがきている頃だと思います。
僕も1月ぐらいには色々とキテましたし、多くの人が陥る現象だと言えるでしょう。
そのようなプレッシャーなどによって、本番で失敗してしまう人も少なくありませんし、浪人生の第一志望合格率が低くなってしまうのかなと思います。
ちなみに、浪人がつらい、きつい理由や対処法などについては、以下の記事で解説しているのでよければご覧ください。
関連記事 【経験談】浪人がつらい・きついのはなぜ?気持ちが楽になる対処法もお伝えします!
③:遊んでる浪人生が多い
浪人生って、遊んでる人が意外といるんですよね。
廊下で喋っていたり、休憩室でおしゃべりしてたり、家で寝てたり、などなど。
「親に金払ってもらってるんだから、勉強しろよ!」って思うかもしれませんが、本当にその通りだと思います。
ですが、このような浪人生が少なからずいるのが現実なんですよ。
予備校での1年間の大部分を遊びながら過ごして、直前は少し真面目に勉強する。
それで試験に突撃して受かる人も稀にいますが、結果は想像がつくはずです。
ちゃんと勉強したら受かるはずなのに、なぜかやらないんですよね。
また、一年間という時間が膨大なものに見えて、油断してしまう人もいます。
4月や5月にダラダラして、そのまま惰性でダラダラしちゃって、気づけば試験直前になっているケースです。
それで、「あの時勉強しとけば・・・」ってなっちゃうんですよ。
あなたはそうならないように、がんばってくださいね。
浪人生の合格率が低くても第一志望に受かるための解決策
それでは、どうすれば第一志望合格を勝ち取れるのかをお話します。
具体的には、次の3点です。
・本番や最悪の場合を想定して準備をする
・スタートダッシュを早く切る
順にお話していきますね。
①:自分の実力と大学のレベルを比較する
浪人して勉強したことで順調に成績が上がったとしても、それだけ満足しないでください。
自分と志望校の求めるレベルとの距離を常に意識しましょう。
そのためにも、自分と大学の両方の分析は必要不可欠です。
自分は何が得意・不得意なのか、残りの期間でやるべきことは何かはもちろん、大学の配点や注意すべき分野までしっかりと理解しましょう。
このように、自分と大学を比較してみると、自ずとやるべきことが見えてくるはずです。
分析を怠って脳死で勉強しているだけだと、僕みたいに成績が上がっただけで満足してしまい、方向性がブレてることに気づけずに不合格になってしまいます。
自分で上手く分析ができなかったり、よくわからないと感じる人は、予備校の先生や、クラス担任の先生に相談するのも1つの手段ですよ。
また、浪人時の成績の伸び方について気になる方は、以下の記事をご覧ください。
「浪人しても成績は上がらない」 「浪人して学力が伸びる・そのまま・下がる人の割合は、2・6・2だ。」 僕は一浪して大…
②:本番や最悪の場合を想定して準備をする
受験生たるもの、日ごろから本番の試験のことを考えながら行動することは非常に大事です。
具体的な例を挙げてみるならば、以下の通りです。
・緊張時のリラックス法を確立する
・試験と同じスケジュールで過去問を解いてみる
上記はほんの一例ですが、少し意識すればすぐに取り組めることはたくさんあります。
本番にいつもと違ったことをすると、混乱したり、無駄な緊張につながるので注意が必要です。
それに加えて、体調不良や遅刻、受験票を忘れたといった最悪の事態も想定しておきましょう。
前もってやっておくと、いざというときに助かることはたくさんあります。
勉強も大事ですが、勉強以外の準備も怠らないようにしましょう。
関連記事 浪人生・受験生の息抜き5選!適度な休憩は必須です!【過去の失敗も暴露】
③:スタートダッシュを早く切る
浪人生の気が緩みやすい原因として、「現役生にはない、1年間という時間を自分達は持っている」という余裕が挙げられます。
この余裕は、後々命取りになります。
1年間なんてあっという間ですし、勉強する期間は1年もありません。
4月や5月に余裕を感じて、ダラダラしてる場合じゃないんです。
これは自分の反省でもあります。
というのも、4~7月までは少し手を抜いた生活をしてて、勉強時間が圧倒的に少なかったんですよね。
8月以降は理想の生活リズムで過ごせたので、その期間も同じように頑張っていたら良かったと思います。
経験上、夏が始まるまで平日の放課後や休日に予備校で勉強する人は少ないですし、ついついサボってしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし、ここで踏ん張って人一倍頑張れた人が合格を勝ち取れるのだと思うので、がんばってくださいね。
浪人生の勉強時間については、「浪人生の勉強時間はどれくらい?一日の流れや時間の作り方も紹介!【時間は作るもの】」をご覧ください。
浪人生の合格率が低くとも合格を勝ち取ろう!
ここまで読んだアナタは、どういう姿勢で浪人を乗り越えれば良いのかがわかりましたね。
確かに受験という競争の中で、合格を勝ち取ることは難しいかもしれません。
しかし、正しい努力をし、勉強した人が、ちゃんと受かっているのは事実です。
浪人して不合格で終わっても学べることはいっぱいありますし、良い思い出になると思います。
ですが、浪人するからには第一志望に合格するべきです!
僕は第一志望合格の喜びを噛み締めたかったと今でも思います。
もう叶わない夢になってしまったので、代わりにアナタにその喜びを噛み締めてほしいと思います!
残念な結果になったとしても、これからの生活で役に立つことは受験勉強を通して学んでいるはずので、それを活かして次のステージで頑張ってほしいです。
実りある浪人生活を送れることを、心から祈っています。
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