平均を超えるにはどうすればいいんだろう?
このような悩みを解決します。
大学生になると急に表れ、様々な場面で成績指標として用いられるGPAですが、その平均はどの程度の数値になると知らない方は多いですよね。
そこで今回は、日本の大学生の平均GPAをお話するとともに、最高GPA3.5/4の大学生である筆者がGPAを上げるコツもお話していきます。
自分の経験を元に解説していくので、参考になる点も多いと思いますよ。
大学生のGPAの平均は?
まず初めに、GPAについて簡単に説明しておきます。
GPAとは、「Grade Point Average」の略称で、学生の成績を評価する値のことです。米国の大学や高校などで使われており、留学の際など学力を測る指標となっていましたが、日本においても成績の評価指標として導入する大学が増加しています。
まずはGP(Grade Point)という概念を理解しておく必要があるのですが、具体的には、評点によって分けられた以下の5つの評語に、それぞれ数値が定まっています。
評語 | 評点 | GP |
秀(S) | 90-100 | 4 |
優(A) | 80-89 | 3.33 |
良(B) | 70-79 | 2.67 |
可(C) | 60-69 | 2 |
不可(D) | 50-59 | 1 |
不可(E) | 0-49 | 0 |
このGPの数値に科目の単位数をかけたものを合計し、履修登録を行った合計単位数で割ればGPAが求まります。
なんのこっちゃわかりませんね。
GPAに関しては、文字でグダグダ説明するより具体例を見ていただいた方が100倍わかりやすいです。
なので、具体的な事例なども用いて以下にまとめました。どうぞご覧ください。
文字だけで説明されると難しいですが、実際に例を挙げてみるとGPAの求め方は非常に簡単であることがわかっていただけたと思います。
このようにして求められるGPAの日本の大学生平均は、2.4~2.8といわれています。
自分の大学でも、GPA2.4が履修上限単位の解放の目安になっていたので、ここらへんが平均になるのかなと思います。
すべての講義で大体70点ぐらいの成績だと平均的な扱いになることが分かりますね。
ですが、学部などによっては単位のインフレが起こってGPAが高くなることもあるみたいなので、上記の値が必ずしも当てはまるというわけではないみたいです。
ちなみに、超ザックリとした区分をするのであれば、3.5以上であれば超優秀、3.0~3.5であれば優秀、2.0代であれば普通で、それ以下だと勉強不足という認定で良いと思います。
自分の大学ではGPAが3.00を超えているとすごい認定されますし、どの大学でもGPA3.00超えは良い評価になるみたいなので、積極的に狙っていきましょう。
大学生でGPAが必要となる場面
GPAがどんなものかお話したところで、大学生の間にGPAが必要となる場面についてお話しておきます。
具体的なものを挙げるとすれば、次の通り。
・奨学金や授業料免除
・大学院の内部推薦
・留学時の参考指標
多くの人が直面するものでいえば、研究室やゼミを選ぶ際にGPAが効いてくるので注意が必要です。
特にうちの大学では、研究室配属はほとんどの教授がGPAを判断材料にしています。
GPAが低いと希望の教授の研究室に行けないということも起こり得るので、1年次からGPAは維持しておくべきでしょう。
ちなみに、GPAが高いと院試を受けずに内部推薦で同大学の大学院に進学することもできるようですし、授業料免除などの表彰を受けれることもあるんだとか。
大学に入学してすぐにGPAの恩恵を感じることは少ないですが、後々GPAは響いてくるので手を抜かないようにしましょうね。
遊ぶのも大事だけど、あまりGPA下げすぎないようにね!
大学生の平均GPAを上回る3つのコツ
それではここで、大学生がGPAを高くするためのポイントについてお話します。
これは僕が実践していることでもあるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
具体邸には次の3つです。
・授業はちゃんと出席する
・試験期間は戦略的に勉強する
順にお話していきますね。
①:シラバスをしっかり読む
意外とできていない人が多いのですが、GPAをしっかりキープしたいのであれば授業内容などが記載されているシラバスはしっかりと読み込みましょう。
ここで何を見るべきかというと、自分が履修する講義はどのように成績評価を行うかという点です。
これを頭に入れておかないと、思ったように成績評価を上げることができません。
例えば、成績評価1つにしても、以下のように様々な種類のものがあります。
・出席・平常点は見ず、課題と試験の点数で評価
・授業の出席点、課題点、試験の全ての得点の合計で評価
このように、出席点が必要なのか、課題もどれぐらいの割合で評価に入れられるのかをしっかり把握しておくべきです。
そうすれば自ずと何が成績の決め手となるのかがわかってくるので、より効率的に勉強を進めることができます。
これはよくない使い方かもしれませんが(笑)
大学生が講義をサボることについては、「【実話紹介】大学で授業をサボるのは普通?現役大学生が現状を暴露します!」でお話しているので、興味のある方はぜひご覧ください。
また、シラバスに記載されている授業内容の予定から、大まかな全体像をイメージすることができ、講義内容の理解を促進する効果もあります。
僕の周りでもシラバスを読んでない人が意外と多いのですが、絶対に読んでおくべきだと断言できます。しっかり目を通しておきましょう。
②:授業はちゃんと出席する
先ほど授業の出席点が評価に入らない場合もあることをお話していますが、日々の講義には出席しておきましょう。
講義内容の理解度を上げるためでもありますし、何より教授が試験のことを教えてくれる場合もあります。
何度も強調して説明しているポイントは要チェック!
たくさんサボっていては講義内容がわかりませんし、結局は一発勝負の試験で思うように点数が取れない場合が多いです。
普段から受講しておくことで内容の理解度も上がり、GPAの向上にもつながりますよ。
また、これは大きな声で言えないのですが、普段からマジメに出席しておけば単位を落とさずに済むケースもあります。
僕の場合、それ以外の授業は何回かサボってましたけどね。
授業に出席しても単位を落とすほどであれば、理解度がよっぽど低かったということなので、潔く再履修しましょう。
授業にしっかり出席することも十分有効な試験対策であると言えるので、あまりサボらないようにしておくべきです。
関連記事 大学生が勉強しないのはなぜ?現役大学生のガチ考察【リアルな大暴露】
③:試験期間は戦略的に勉強する
普段の過ごし方も大事ですが、試験期間の勉強もGPAに関わる大事なポイントです。
というのも、勘のいい方は気づいていると思いますが、90点でも100点でも同じ「秀」なんです。
つまり、ある程度見切りをつけたり、科目によって勉強量を変えるなどの戦略を立てることができれば、無駄にGPAを下げずに済むことが多いです。
例えば、あなたは明日に以下の2つの試験を控えており、どちらの理解度も同じぐらい低くて試験が不安な状況だとしましょう。
・科目B:成績評価は、試験で100%
これら2つの科目が同じぐらいヤバイ場合、科目Bを最優先で仕上げる必要がありますよね。
また、科目Aで秀を取りたいといって100点を目指して科目Bをノー勉で挑むのと、科目Aを90点取れる程度に仕上げて残り時間を科目Bに割くのでは、後者の方がGPAが高くなりやすいですよね。
でも、そこに執着して単位落としたりするのはもったいないと僕は思う。
上記の例はかなり極端な例かもしれませんが、自分が今、どの程度の評価基準を満たしているかを理解した上で勉強計画を立てるのは重要なことです。
この判断を行うためにも、また、試験直前に出席点の存在を知って後悔しないためにも、シラバスを読んでおくことが重要になってくるのです。
大学生に慣れてくると、どの科目がどれくらいヤバいかなどを判断して、優先順位をつけれるようになりますのでご安心を。
ちなみに、勉強のやる気が出ないという方は、「勉強のやる気が出ない原因とその解決策を教えちゃいます!【即実践できます】」をご覧ください。
大学生のGPAの平均や、上回るコツのまとめ
ここまで、大学生のGPAの平均から、どのようにしてGPAを上げるかについてお話してきました。
最後にもう一度まとめておきましょう。
・就職や進学などの場面で必要になる
・シラバスを読んで成績評価の割合を知る
・普段からしっかり講義に出席する
・試験期間は戦略的に勉強する
GPAが大事であることに気づいたときには、過去の自分のGPAをどうあがいても変えることはできません。
今のうちからコツコツと努力しておいて、将来後悔しないでいいように、GPAを落とさない努力をしておきましょう。
「あのときがんばっておいてよかった」と思える日が、きっと来ますよ。
\大学生向けの情報を発信中!/