どんなメリット、デメリットがあるか教えてほしいなぁ...。
このような疑問を解決します。
大学生活において語る上で欠かせないサークル活動。
多くの学生が所属しているイメージもありますが、人によっては入らないという選択を取りたい方もいるかもしれません。
しかし、入学当初は学生生活に対する不安も大きく、無理をしてでも入るべきなのかと感じてしまいがちですよね。
そこで今回は、大学生である筆者が、大学でサークルに入らないことのメリットやデメリットをはじめ、徹底的に解説していきます。
僕はサークルに所属はしているのですが、活動期間が一定期間だけだったりして、サークル無所属と言える期間も多いので、色々な立場で掘り下げていきますね。
【結論】大学でサークルに入らないという選択肢もアリです
先に結論をお話しておくと、大学でサークルに入らないという選択肢は全然アリです。
というのも、僕が所属している大学はもちろん、他の地域で生活している地元の知り合いの話も参考にしてみても、サークルに入って良かったという人と無所属で好き放題やっている人のどちらもいて、皆満足のいく学生生活を送っているからです。
サークルによって合う・合わないなどの雰囲気も違いますし、この記事を読んでくれているあなたの性格も僕には分からないので、このような結論にさせていただきました。
ここで知っておいてほしいことは、実は大学のサークルは緩いところが多く、やめるのも簡単・自由にできるところがほとんどということ。
なので、とりあえず体験などに顔を出して、楽しいと感じれば続けてそうでもないと思えばやめるのでも良いと思いますし、個人的にはこの方法が一番オススメ。
サークルに限ったことではないですが、一度は実際に試してみたほうが判断材料も増えて、納得できる決断を下せるようになるものです。
僕の知り合いにもサークルに入らず4年間過ごした人もいますが、特に不自由なく学生生活を送っていましたし、加入の義務があるわけでもありません。
しかし、サークルに入らないとどうなるのかわからず不安に感じている人が多いと思うので、これからはその点について深堀りしていきます。
参考:大学でサークルに入らない人の割合
大学でサークルに入らないことについて議論を始める前に、まずはどれぐらいの割合の人がサークルに加入しているのかという現状把握を行っておきましょう。
ここでは、全国大学生協連、通称「生協」が行ったアンケート調査のデータをみてみます。
2020年10月~11月の間に行われた調査で、全国の国公立および、私立大学の学部学生が対象となっており、具体的には以下の通り。
第56回学生生活実態調査の概要報告 速報 大学生活充実度と登校(登校日数・授業形態・サークル加入)の関係についてより引用
以上のデータを参考にすると、2020年の秋ごろだと、大学1年生は約5割程度の学生が所属している状態であることがわかります。
コロナ前後で大学へ登校する頻度も大きく変わったことから、コロナが流行する以前に比べると加入率が大きく下がったことも伺えますね。
併せて覚えておきたいのが、大学入学後はサークルの加入率が高くても、4年生など卒業が近づくと約半分にまでその割合が減っているという事実。
引退などもあるでしょうが、段々と幽霊部員化するなどして脱退していくのもサークルあるあるですし、予想以上に多くの人がサークルに所属していないということもわかりますよね。
このように、大学でサークルに入ってない人は意外と多いので、あまり不安に感じることはありませんよ。
大学でサークルに入らないことで生じる3つのデメリット
まずは、大学でサークルに入らないことによって生じるデメリットをみていきます。
具体的には、次の3点。
・暇な時間が増えてしまう
・就活では定番の質問に答えられない
順に解説していきますね。
デメリット①:学内の人脈を広げにくい
まず、サークルに入らないことのデメリットとして第1に挙げられるのは、大学内での人脈を広げにくいというものです。
学科内などでも友人を増やすことができますが、同じ趣味などをもち、イベントなどを楽しむ機会も多いサークルの方が仲良くなりやすいのも事実。
そして、サークルに所属して、活動に参加するだけで先輩や後輩との縦のつながりを広げられるという特権が使えないのも痛いポイントでしょう。
自力で人脈を広げることも不可能ではありませんが、サークルに入っている人に比べると難易度が上がりがちな点は抑えておきましょう。
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デメリット②:暇な時間が増えてしまう
また、サークルに入っていないと、講義以外の時間がフリーになってしまうので、暇な時間が増えてしまいます。
アルバイトや自分の趣味などに上手く時間を割り振れるのであれば問題ありませんが、暇な時間が苦手な人にとっては残念な点でしょう。
人よってはメリットなのかもしれませんが、暇な時間が増えてしまうことは把握しておくべでしょう。
ちなみに、大学生のおうち時間の過ごし方としては、以下の記事にまとめてあるので、気になる方はぜひご覧ください。
あなた 一人暮らしのおうち時間って暇だなぁ。 他の人は何してるんだろう? このような疑問を解決します。 世間では外出…
デメリット③:就活では定番の質問に答えられない
また、サークルに加入してないと、就活で聞かれる「大学でがんばったこと」の回答に困る可能性もあります。
この質問に対しては、以下のような
・自分の協調性を活かして活動を支えてきた
・仲間と話し合いながら数々の問題を解決してきた
などの回答が定番ですが、このように答えられないのがデメリット。
しかし、この質問に対してはサークル活動に限って答える必要はないので、それ以外に学生時代に打ち込んだことを作れば対応可能です。
この点に関しては記事の後半でお話ししているので、気になる方はぜひ最後までご覧くださいね。
大学でサークルに入らないことで生じる5つのメリット
次に、大学でサークルに入らないメリットについてお話していきます。
今回お話するのは、次の5点。
・学業に充てれる時間が増える
・趣味など好きなことに没頭できる
・サークル関連の出費が0円になる
・人脈形成の意識を学外に向けることができる
1つずつお話していきますね。
メリット①:自由に使える時間が増える
先程自由な時間が増えることがデメリットとして挙げましたが、人によっては大きなメリットになります。
大学に入ってやりたいことが明確に定まっている方は、その目標に向かって時間を費やして努力できることでしょう。
サークルは楽しい一方でたくさん時間も使うので、加入するか否かで大きな違いがあるはずですよ。
メリット②:学業に充てれる時間が増える
また、学業に費やせる時間が増えるのも大きな魅力です。
大学に入って、自分の好きなことや興味のあることをガッツリ学びたい方もいるでしょう。
そのような方にとって、自由な時間が増えて学びに使える時間が増えるのは嬉しいポイント。
サークルに時間を取られて課題などが疎かになるのは珍しくないので、メリットとして挙げられるのではないでしょうか。
また、大学生の勉強事情について気になる方は、「大学生が勉強しないのはなぜ?現役大学生のガチ考察【リアルな大暴露】」が参考になると思うので、よければご覧ください。
メリット③:趣味など好きなことに没頭できる
さらに、自分の趣味をはじめとする好きなことに、より打ち込めるようになるのもサークルに入らないからこそ。
サークルに入っても運動などの趣味を楽しめるのは確かですが、周りのペースなどに合わせる必要があって、自分の好きにはできないと思います。
もしも自分が好きに楽しみたいことがあるのであれば、サークルに入らず時間を作るのもオススメです。
メリット④:サークル関連の出費が0円になる
また、サークルによっては年会費などが必要になるところもあるのですが、そのような出費をなくすことができるのも大きなメリットでしょう。
施設レンタルや用具にかかる費用はもちろん、ご飯や旅行、後輩へのおごりなども含めると年に何万円もかかってしまうのも事実。
人付き合いなどでお金が必要になってくることもサークルではよくあることですし、入らないことで余計な出費を避けることができるのは魅力的なのではないでしょうか。
メリット⑤:人脈形成の意識を学外に向けることができる
そして、敢えてサークルに入らないことで、学外に目を向けて人付き合いの輪を広げていったり、経験を積むことができます。
僕自身もサークルには加入していますが、活動期間が一定期間だけである特殊な団体なので、サークルがないときは無所属のような状態です。
そのようなときに、大学の外に目を向けて、同じ志を持つ人や社会人の方々などと仲良くなる機会を掴めるよう行動してきました。
具体的な例としては、以下の通りです。
・アルバイトなどで色んな人と話す
・地域のスポーツサークルに入って社会人に混ざる
このように、大学の中だけで完結するのではなく、社会人の方々と交流を深めていくことで、学内では味わえない経験や知識を得ることができます。
サークルに入っていると、人間関係も形成できて満足し切ってしまうと思うので、大学の外部に目を向けることができるのは意外にも大きなメリットでしょう。
大学でサークルに入らない代わりにやるべき3つのこと
今回お話するのは、次の3点についてです。
・自分の居場所となるコミュニティを見つける
・大学生活においてがんばったと言えることを作る
それぞれ解説していきますね。
やるべきこと①:学内外問わず、色々な人と積極的に交流する
まず心がけてほしいのは、大学の内外を問わず色々な人と交流することです。
やはりサークルに入る一番のメリットは人脈形成ができる点ですので、それができなくなってしまう以上、自分から積極的に関係を築いていく必要があると思います。
大学にはたくさんの人が集まりますし、色々な考え方や価値観に触れることができます。
そのような貴重な時期を、誰とも接しずに過ごしてしまうのは非常にもったいないので、ぜひ色々な人と話をして、交流できるよう動いてほしいと思います。
やるべきこと②:自分の居場所となるコミュニティを見つける
また、たくさんの人と良好な関係を築いていくうえで、自分の居場所となるコミュニティを1つでも見つけておくこともとても重要です。
多くの人はサークルの同期と仲が良かったりして自分達が落ち着ける関係性を作っているので、自力にはなりますがそれを作り出しておくことをオススメします。
経験上、大学では多くの人と話ができる機会があっても、結局は薄っぺらい関係性のまま終わってしまったり、親友と呼べるような良質な関係を築くことができないことも多いです。
だからこそ、サークル以外の場所でも良いので、"自分が居心地が良いと感じ、困ったときには助けてもらえるような信頼できる相手がいる場所"を見つけ出してほしいともいます。
そのような関係性の重要性は、以下の記事でお話しているので、気になる方はぜひご覧ください。
あなた これから始まる大学生活。友達できるかなぁ? やっぱり、色んな人と関係を築くべきなの?? このような悩みを解決…
やるべきこと③:大学生活においてがんばったと言えることを作る
さらに、サークルに加入しないのであれば、就活時に困らないように学生生活において頑張ったと言えることを作っておく必要があります。
「サークルに入る=がんばったことができる」というわけではないのですが、大学生時代の話を振られたときに話せるエピソードを持っておくことは非常に重要です。
自分のリーダーシップや協調性などの強みをアピールできるように、何かしら成し遂げておくことをオススメします。
僕はまだ本格的に就職活動を始めていませんが、自分のアピールポイント、周りとの差別化を図る武器の1つとして、今執筆しているブログを挙げるつもりでいます。
まだまだ弱小ブログではありますが、何年もかけて試行錯誤を繰り返し、月に1万人近くの閲覧数を叩き出す個人メディアを運営している点を、上手くウリにできるのではないでしょうか。
このように、大学生活においてがんばったことや、自分の強みをアピールする、裏付けることができることを成し遂げておけば、サークルにしなくても充実した時間を過ごせます。
多くの学生は何も考えずにサークルに所属し、その経験からアピールポイントを必死に見つけ出します。
そのような人たちを差別化できる偉業を成し遂げられるのは、サークルに入っていないからこそできるので、ぜひチャンレンジしてみてほしいと思います。
大学でサークルに入らないことのまとめ
ここまで、大学でサークルに入らないことで生じるメリットやデメリットをはじめとして、加入しない代わりにやっておくべきことをお話してきました。
最後にもう一度、まとめておきましょう。
・学内の人脈を広げにくい
・暇な時間が増えてしまう
・就活では定番の質問に答えられない
・自由に使える時間が増える
・学業に充てれる時間が増える
・趣味など好きなことに没頭できる
・サークル関連の出費が0円になる
・人脈形成の意識を学外に向けることができる
・学内外問わず、色々な人と積極的に交流する
・自分の居場所となるコミュニティを見つける
・大学生活においてがんばったと言えることを作る
大学生といえばサークルというように、学生生活において大きな影響を与える存在であることは間違いありません。
しかし、絶対に入らなければならないかといわれるとそうは思いませんし、人によって好みが分かれるだろうと僕は思います。
合わないと思ったのであれば入らないという選択を取って、自分の好きなように学生生活を過ごしていくのがベストでしょう。
サークルの体験や学内の情報などを参考にしながら、あなたが正しいと思う道を選ぶことをオススメします。
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