大学のテストってどんな感じ?難しいの?
学生の生の声とか聞いてみたいなぁ…。
このような疑問を解決します。
大学に入ると講義も難しくなりますし、試験を乗り切れるかどうか不安な気持ちも抱きますよね。
僕も大学入学当初は同じような心境だったので、よくわかります。
大学の先輩などから上手くアドバイスをもらえると良いですが、そのような機会が無い方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、理系の学部に所属している僕が、大学のテストはどんな感じなのかについてお話していきます。
内容や難易度などを中学や高校と比較しながら解説し、大学の試験を乗り切るためのコツもお話ししていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大学のテストはどんな感じ? | 内容について
まずは、大学のテストはどのような感じなのかという大まかなイメージを説明していきます。
今からお話するのは、次の3点について。
・講義によってはレポートや出席点なども考慮
・穴埋めや記述などの形式は試験ごとにバラバラ
順に解説していきますね。
①:基本的に出題内容は講義で扱ったものだけ
まず、大学の試験で出題されるのは、基本的に講義で扱ったものや、教科書の例題からです。
高校によっては、授業では触れられなかった応用問題や、100点阻止問題などが出題される場合もあったと思いますが、そのようなことは滅多にありません。
大学の講義内容は専門的で高度な内容なので、授業で扱った内容をしっかりと理解しておくことが大切です。
授業で触れた問題がそのまま出題されたり、あったとしても数値がいじられる程度です。
教科書などに記載されている問題をしっかり理解しているかを確認する問題が出題されると言えるでしょう。
②:講義によってはレポートや出席点なども考慮
また、講義によって評価点の付け方はバラバラなので、テスト以外の課題や出席点が考慮されることもあります。
大学では一般的に60点以上取得すれば単位を落とすことはないのですが、この点数の付け方は、テストのみでは決まらないということです。
なので、講義によっては試験が100点満点ではなく60点満点に換算されたり、点数の傾斜が変わったりするのもよくあることです。
もちろん、テストだけで成績をつける、すなわち試験の点数が評定に直結するケースもあるので、注意が必要です。
試験ごとによって重要度が変わってくるのも、大学の試験の大きな特徴であると思います。
③:穴埋めや記述などの形式は試験ごとにバラバラ
また、試験の出題形式は本当にバラバラです。
僕が見たことあるものを挙げても、穴埋めや正誤問題、記述式といったお馴染みなものから、スケッチや講義の感想や今後の展望を記入するものまで多種多様。
先生によって高得点の問題を数問出題するだけだったり、何十問もの正誤問題で試験を作るなども変わってきます。
高校のテストや大学受験の試験問題では見たことの無いような問いを目の当たりにするかもしれませんが、うろたえることなく落ち着いて取り組みましょう。
大学のテストはどんな感じ? | 難しいのかについて
大学のテストがどのようなものかというイメージを掴んでもらったところで、次は試験が難しいかに焦点を当てていきます。
おそらく多くの人が気になる点だと思うので、僕の経験なども交えて丁寧に解説していきますね。
具体的には、次の2点。
・教授によって難易度が変わる
それぞれ解説していきますね。
①:高校とは比較し辛い
大学の試験の難易度について、高校の定期テストと正確に比較することは難しいと思います。
というのも、高校のテストの内容によって以下のように捉え方が変わってくると思われるからです。
高校のテストが難しかった→大学の試験は簡単
大学の講義は専門的で難しいとはいえ、試験問題はその基礎的な部分を問うことは既にお話しましたよね。
なので、高校の試験で応用問題がバンバン出ていた方からすれば、授業や教科書の内容だけを理解すれば良いのはイージーに感じられると思いますし、普通のテストを受けていた方すれば、今まで通り難しいと感じることでしょう。
このように、人によっては難易度の捉え方は変わってくるので、一概に簡単か難しいかはまとめられないと思います。
ですが、どちらかというと、これから述べる教授によって試験問題が変わってくるという要素の方が、大学の試験の難易度を左右するのではないでしょうか。
②:教授によって難易度が変わる
個人的に大学の試験で一番厄介で、覚えておくべきポイントは、大学の教授によって難易度がかわってくるということです。
大学の試験は出題ルールなどがなく、講義を担当する先生に一任されていることから、テストは色々なものを受けていくことになります。
先生によって出題形式が変わったり、深い理解が必要な計算問題や講義全範囲の知識を網羅していないとキツい問題を、容赦なく出してくる先生もいます。
一方で、教科書の例題をそのまま出題するだけで、ピンポイントで対策するだけで余裕で良い成績を取れる先生もいます。
このように、先生によって問題や難易度が大きく変わってくる点に注意が必要です。
大学のテストはどんな感じ? | 乗り越えるコツ
大学のテストについて理解も深まったところで、次は上手く乗り切るコツについて解説していきます。
今回お話するのは、次の4点です。
・勉強時間をちゃんと確保する
・シラバスで点数配分をチェックする
・過去問をゲットし、それを参考にする
順に解説していきます。
①:休まずにしっかりと受講する
大学の試験は、日々の講義を休まずに出席し、板書や教授の話をしっかりと頭に入れていけばまず大丈夫です。
何度も繰り返しますが、講義で扱った基本的な内容から出題されるので、授業に出るだけでも有効な試験対策になります。
さらに、先生によっては、最後の授業を今までのまとめにしてくれたり、「ここは試験に出すよ!」などのヒントをくれる場合もあります。
講義内で重点的に扱った内容や、繰り返し重要性を説いているところは出題されやすいなど、出席することで効率的に試験勉強を進めるための情報も得られるでしょう。
②:勉強時間をちゃんと確保する
また、大学の試験期間が始まる前に、勉強時間をしっかりと確保しておくことも大切です。
僕は建築学科に所属しており、設計課題という建築物を設計して図面や模型を作成する講義が試験の1週間前まで大忙しなのですが、いつもテスト勉強はギリギリです。
なので、個人的には1個目の試験が始まる二週間前にはテスト勉強を始めていくと、余裕をもって対策ができるのではないでしょうか。
大学生になってやりたいことも多いでしょうが、試験付近はアルバイトや遊びの予定を減らすなどの対策が有効だと思います。
③:シラバスで点数配分をチェックする
また、シラバスをみて講義ごとの評価の点数配分を確認しておくことも非常に大事です。
多くの人はとりあえず単位を落とさなければ最低限はOKだと思いますが、それを満たすためには戦略的な勉強が欠かせません。
少し、具体的な場面を取り上げて解説してみましょう。
例えば、明日の試験が以下のA,Bの2つの場合、どちらを重点的に対策するべきでしょうか。
試験B:今までの出席や課題点も含まれ、試験は50%の割合で加味される。出席や課題点は満点。
上記の場合、単位を落とさないという目的を達成したいのであれば、試験Bより試験Aに時間を割くべきですよね。
試験Bは現在の持ち点は50点で、単位取得となる60点まで後少しで、今までマジメに取り組んでいるので少ない時間で試験対策も可能だと思います。
その一方で、試験Aは明日の試験がそのまま評価につながるので、単位を落とさないためには60点は確実に超えていきたいところです。
明らかに試験Aの方が翌日の試験の重要度が高いので、時間をかけるべきであることがわかります。
このように、シラバスを活用して評価方法を確認し、その上で試験対策の時間配分などを行うことで、試験を賢く乗り越えていくことができるでしょう。
④:過去問をゲットし、それを参考にする
やはり、大学の試験を乗り切るのに一番有効な手段は、過去問をゲットして活用することです。
先生ごとに出題形式も違えば、有効な勉強方法も変わります。
過去問がなくても単位は取れますが、この有無で安定して単位を取れるかどうかや、安心感が全然違います。
この入手方法については、サークルや学科の先輩などからもらったり、同級生間で共有してくのが一般的です。
以前に出題された問題がわかると、どの範囲が、どのように問われるかが分かってくるので、試験対策も行いやすいです。
重要なポイントを中心に効率よく理解を進めていくことができますし、何より、闇雲に勉強するよりも効果が期待できます。
また、過去問は卑怯だと感じる方もいるかもしれませんが、大学受験で赤本を参考に傾向や対策を掴んでいくのと同じようなものなので、あまり気にしなくてOKですよ。
200ページ以上の範囲があるうえに、出題形式もわからないと対策のしようもないですし、時間をかけて勉強したのにアテが外れて落単とか笑えないですからね。
上手に過去問を活用して、試験を乗り切りましょう。
大学のテストはどんな感じ? | まとめ
ここまで、大学のテストについて色々と解説してきました。
最後にもう一度、要点をまとめておきましょう。
・基本的に出題内容は講義で扱ったものだけ
・講義によってはレポートや出席点なども考慮
・穴埋めや記述などの形式は試験ごとにバラバラ
・高校とは比較し辛い
・教授によって難易度が変わる
・休まずにしっかりと受講する
・勉強時間をちゃんと確保する
・シラバスで点数配分をチェックする
・過去問をゲットし、それを参考にする
大学のテストは実際に受けるまでわからないことが多くて不安だと思いますが、逆に言えば一度受けてしまえばかなり楽になります。
出題内容や過去問の存在など、今までのテストとは大きく異なる点が数多く存在しますが、上手に情報を集めて乗り切っていきましょう。
とはいえ、マジメに講義を受けて課題などに取り組んでいけば大丈夫です。
自分を信じることを忘れず、がんばってくださいね。
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