【体験談】大学で転学科して1年経ったので大変だったこととかまとめてみた

いらすとやの心配している男性
あなた

大学で転学科するのは大変みたいだけど、
具体的に何が大変なのか知っておきたいな...。

 

上記のような悩みを解決します。

この記事を書いている現在、僕は某国立大学の3年生です。

自分は大学2年生に進級する際に転学科を行い、土木系から建築学科への転科に成功しました。

そんな僕が、転学科して1年が経過したところで、大変だったことやアドバイスなどをまとめてみようと思います。

これから転学科をしようと考えている方は、一体どんなことを大変と感じるのかを予め把握しておくだけでも楽になりますよ。

 

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大学で転学科して大変だったこと

膝の上のノートにメモをとる人

僕が大学で転学科して大変だったと感じたことは次の3つです。

・一年次の講義の履修
・同級生に追いつくこと
・友人関係がリセットされてしまう

順に解説していきますね。

大学の転学科で大変だったこと①:一年次の講義の履修

転学科を行うのは2年次に進級するタイミングが多いと思うのですが、転学科先の1年生が受講している講義を自分も履修しなければいけません。

僕の場合は数学などの基礎科目は同じ授業だったので問題なかったのですが、1年生向けの製図の単位を取得する必要がありました。

幸いなことに、2年生の間はコロナの影響で大学の授業がオンデマンド形式のものが多く、同じ時間帯に開講されている講義も履修できました。

なので、3年生になるタイミングで周りとの習得単位数に後れを取ることはなくなりました。

 

リー
これに関しては完全に予想外で、コロナに助けられた部分です。

 

ですが、コロナがなく従来通りの対面授業であれば、同じ時間帯の2つの授業を同時に履修することができないので、来年度に履修する形になっていたことでしょう。

このように、一年次の授業の単位を取得しなければならないことはかなり大きな負担です。

もちろん2年生の講義もしっかり受講しているので、ただでさえ新たな環境に慣れてなくて大変なのに、周りよりやることが多いという地獄のような状況。

正直、精神的にもかなり追い詰められていたので、かなり大変な思いをする覚悟は必要だと思います。

大学の転学科で大変だったこと②:同級生に追いつくこと

ベンチでうなだれる少年

先ほどの1年次の履修も大変ですが、それをこなすだけでは自分の同級生には追い付けませんよね。

いわば自分は後発組なわけで、周囲にも勉学に励む人はたくさんいるので、人一倍がんばらないといけないのは明らかなわけです。

2年次で転学科を行ったのであれば、他の人が2年かけて進む道を1年だけで進み切らなければならないイメージ。

僕は建築学科に転科したのですが、2年次から建築学科の代名詞でもある設計製図の講義がはじまります。

課題に沿った設計を行うのですが、図面の書き方などの基礎が自分は学びきれていなかったため、非常に苦しい思いをしながら受講していました。

やはり転学科後の授業については、人一倍の努力を求められると考えて問題ないでしょう。

大学の転学科で大変だったこと③:友人関係がリセットされてしまう

転学科を行うことで、あなたが今まで付き合ってきた人とは違うコミュニティに属することになるでしょう。

サークル等で知り合いがいれば心強いですが、そのような人がいない場合、また1から人間関係を構築していく必要があります。

 

リー
僕はサークルの友達がいたから耐えれたけど、それでも結構キツかったよ。

特に、僕のように転学科後の授業がオンラインだとなかなか同級生と話す機会を得られないので、新しく友達を作るのに一苦労します。

大学生活の中で、友達同士で協力して課題に取り組んだり、過去問を共有して試験対策を行うことは日常茶飯事です。

課題や試験は1人でも勉強をがんばれば問題ないでしょうが、やはり知り合いがいることで得られる情報や恩恵は大きいものです。

専門科目の勉強が始まると、今まで以上に授業が増えたり、難しいことを学んで理解できず、不安になることも多いでしょう。

そんなときに気軽に相談できる学科の友達がいるか否かは、大学生活を楽しく過ごせるかということに大きく関わってきます。

最悪の場合、せっかく頑張って転学科したのに、気軽に相談できる相手がいなくて大学が嫌いになることもありえます。

勉強だけでなく、友人関係の面でも苦労する可能性があるというのは念頭に置いておくと良いでしょう。

大学の転学科を行う際にしておいてほしいこと

指さすスーツの男性

大学で転学科を行い、大変だったことをまとめてみました。

これを元に、僕がやっておけばよかったなぁと思ったこと、やってよかったなぁと感じたことをお伝えします。

・転学科先の分野について少し勉強しておく
・転科先の知り合いを作る
・大学院や就職についても考える

順にお話していきますね。

①:転学科先の分野について少し勉強しておく

僕は1年次の際に建築の勉強を全くしてなかったのですが、今思えば少しでも手を付けておけば良かったと思いました。

転科先の大変な授業などがわかっているのであれば、ネットでも大学図書館でも何でもいいので、少しでも知識を身につけておくと楽になります。

何もその分野をガッツリ学ぶ必要はありません。概要の部分だけの薄い知識でも十分です。

自分はそれを行う時間があったにもかかわず、やらなかったことを少し後悔しています。

 

リー
自分の場合、本やネットでもっと色んな建築や建築家に触れるべきだったと後悔したよ。
転学科の試験だけじゃなく、転科後にも役に立つ知識だったからね。

 

転学科は容易なことではないので、転科先のことまで見据えて行動するのは非常に酷だということは重々承知です。

しかし、以前の記事で触れたように転学科の面接試験でその分野に関すること、興味のある領域について問われる可能性があるので、その対策として勉強しておけば気持ちも楽になると思います。

「本当に自分はこの学科にいきたいのか」という自分への問いかけも兼ねてやってみるのもいいんじゃないでしょうか。

②:転科先の知り合いを作る

これに関しては、「僕がやっておいてよかった」と感じたことです。

先ほども述べたように、転学科後は授業などの負担も増えますし、気軽に質問・協力できる友達を見つけておくと本当に楽です。

僕自身も、製図でわからないことを尋ねたり、過去問などのオイシイ情報を流してもらったり、色々と助けられました。

なので、転学科を決めた段階で、その学科の人とつながれるコネを見つけておくことをオススメします。

・直接仲良くなる

・知り合いを通して仲良くなる

・バイトやサークルでその学科の人と知り合う

方法は色々あるでしょうが、僕はサークルに建築学科の人が多かったので、「転学科を考えているから、建築いったらよろしくね」という旨を伝えておき、学生視点の学科の話を色々と聞かせてもらいました。

 

リー
1年製図はあの課題が面倒とか、あの先生は優しい、厳しいとかね!

色んな情報を持っておくことに越したことはありません。

自分の友人、人脈をフル活用して転学科を乗り切るための情報を集めていきましょう。

③:大学院や就職について考えてみる

これは余裕があればやってほしいというレベルなのですが、転学科を行い卒業し、その先の進路はどうするのかも併せて考えてみてください。

もちろん、目の前の転学科の成功が第一なので、本当に余裕があればで大丈夫です。

転学科したうえで、将来自分にはどのような選択肢があるのかを漠然とでも把握することで見えてくることもあると思います。

僕はこんなアドバイスをもらってなかったので考えもしませんでしたが、せっかくならやった方がいいかもと感じたのでここでお伝えします。

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まとめ:大学の転学科は大変だったけど後悔してない

陽をうけて両手を広げる男性

ここまで、大学の転学科を行った経験から、大変だったことや、やっておくべきことをお伝えしてきました。

学科を変えることで苦労することは理解いただけたと思いますが、自分の学びたいことを追求できる喜びを感じられるのも事実。

本当に転学科をしたあとの1年間は大変でしたが、今となっては良い思い出で、学科を変えてよかったと心の底から感じています。

この記事の情報を元に、自分と向き合った上で、前向きに考えてもらえたら嬉しい限りです。

もし、転学科を考えている方に少しでもお力添えできたのであれば、嬉しく思います。

 

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