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浪人のメリットやデメリットを一浪大学生が徹底解説!【大学の話もします】

  • 2020年4月12日
  • 2022年3月12日
  • 浪人
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いらすとやの心配している男性
受験生
浪人することのメリット・デメリットを知りたいな。

 

このような悩みを解決します。

大学受験を終えて、惜しくも第一志望の大学に合格できなかったとき、浪人するか否かの選択を迫られる時があります。

自分の人生を大きく左右する決断なので、安易に決めることはできないですよね。

そんな受験生の助けとなるために、本記事では一浪大学生の僕が、浪人することのメリットとデメリットを解説していきます。

ぜひ、自分の決断をする際の判断材料にしてみてください!

浪人する5つのメリット

崖を飛び越える男性

まずは、浪人することのメリットについてお話します。

この記事で解説するのは、次の5つです。

・志望校に再チャレンジできる
・しっかりした人間になる
・勉強する癖が身に着く
・大学に行く意味が見出せる
・大学一年の間に成人できる

それぞれ解説していきます。

浪人するメリット①:志望校に再チャレンジできる

浪人することで、現役生のときに不合格だった大学に再チャレンジすることができます。もちろん、しっかり勉強して成績を伸ばすことができれば、よりハイレベルな大学を受験することも可能です。

そうすることで、浪人せずに進学してから「浪人してもう一回挑戦すればよかった」という後悔を避けることができます。

 

ここで、自分の体験談をお話させてください。

僕は浪人してセンター試験で上手く点数を取れず、前期試験の出願校を考え直すことになりました。今まで通り第一志望の大学を受験するのか、安全圏のところに変えるかで、二月に入るぐらいまでずっと迷っていました。

最終的には、友人や予備校の担任の励ましもあって第一志望にチャレンジしましたが、結果は不合格でした。

しかし、大学生になった今でもこの選択は間違っていなかったと断言できます。

浪人しても合格できなかったのはとても悔しかったですが、不合格という事実を受け止め、大学という新たなステージでがんばる決意ができました。

もし志望校を変更していたら、第一志望を受けなかったことを絶対に後悔し続けることになったと思います。

 

「もう受験勉強をやりきった!」という方は無理に浪人する必要はありません。

ですが、第一志望を諦めきれないとき、もう一度チャレンジする機会を掴めることができ、妥協や後悔をすることなく大学受験を終えるので、浪人を視野に入れても良いと思います。

浪人するメリット②:しっかりした人間になれる

かなり抽象的な言い方ですが、浪人生は基本的にしっかりした人が多いです。

これは大学生になって強く感じるようになったのですが、もう少し詳しく話してみると次の通り。

・他人のことを考えて行動する
・自分の頭で最後まで考え抜く
・一歩下がって全体を見ている

このような特徴を持っていると思います。

実際、僕の大学の友人で浪人経験がある人にあてはまることばかりです。

浪人生活では、ただ勉強して知識が身に着くだけでなく、自分の頭で考える力などの大事な力も自然と培うことができます。

また、大学では一年分人生を長く生きている大人になるので、落ち着いて大人なキャラに認定されることも多いです。

自分の将来を考えたり、真摯に努力する力を育てる浪人生活は、あなたをしっかりした人間に育て上げてくれることでしょう。

浪人するメリット③:勉強する癖が身に着く

マグカップを置いて勉強する人

浪人生は基本的に勉強しかすることがないので、自然と勉強する癖がついてしまいます。なので、大学に入学してもしっかり勉強することができます。

毎日ガリガリ勉強はしなくても、試験から逆算して計画的に勉強したり、受験で培った集中力や勉強法を駆使してテストを乗り切れます。

僕の周りでは、現役生より浪人生の方が大学の成績が若干高い傾向があります。現役で受かった人が、「浪人した人は勉強する癖がついてるから賢い」とも言っていました。

もちろん現役生でも勉強している人はたくさんいますが、浪人生はよりストイックに学問に取り組むようになると思います。

浪人するメリット④:大学に行く意味を見出せる

浪人で辛い思いをしながら勉強をするので、大学に対する意識が高くなります。

浪人中に自分と向き合うことで、自分はどうしてこの大学を選んだのか、何を学びたいのかをハッキリさせることができます。

また、受験期にしっかりと高校分野の基礎を確立しているので、大学の授業の理解度も上がり、ついていきやすくなります。ハイレベルな予備校の授業であれば、大学で教わることを授業に取り入れている場合もありますからね。

マジメに勉強してきたからこそ、しっかりと大学で学ぶことができるでしょう。

浪人するメリット⑤:大学一年の間に成人できる

浪人することで、大学一年生の間に二十歳になることができます。

二十歳になることでできるようになることを少し挙げてみると、次の通りです。

・お酒が飲めるようになる
・クレジットカードを作れる
・契約などの際に親の同意が不要になる

特にお酒が飲めるようになるのは、大学生にとっては大きな特権だと思います。

また、クレジットカードも作れるようになるので、ネット通販なども利用しやすくなるでしょう。

浪人する5つのデメリット

顔を背けて拒否する女性

次は、浪人することで生じるデメリットについて解説します。

ここで紹介するのは、次の5つになります。

・合格するとは限らない
・やんだり不健康になる
・多額の費用がかかる
・周りより一年遅れる
・後輩と同級生になってしまう

先ほど同様に、一つずつ解説していきます。

浪人するデメリット①:合格するとは限らない

厳しい意見になりますが、浪人したからといって合格する保証はどこにもありません。

過ごし方によっては成績が下がるかもしれませんし、現役と同レベル、もしくは少し下のレベルの大学にしか受からないケースもあります。

一年間という長い期間と多額なお金を費やしても、試験で合格点を超えなければ受かることはできません。

その点が非常に大きなデメリットになるかと思います。

なんといっても浪人の目的は、志望校に合格することですからね。

 

浪人した結果合格すればもちろん嬉しいですが、不合格になったからこそ学べることもあります。

詳しくは、「大学受験で第一志望に落ちた僕の不合格体験記【前を向いて腐らず楽しめ】」をご覧ください。

浪人するデメリット②:病んだり不健康になる

本を片手に座り込む男性

浪人中は体を動かす機会がなく座って勉強するばかりですし、精神的にも辛くストレスがたまります。

なので、浪人中にメンタルがやられて病んだり、急激に痩せたり太ったりする可能性があります。

僕の予備校では鬱になった人がいたと聞いていましたし、試験の緊張で食欲が著しく低下した経験もあります。

大学生になっても治ることのない心の傷を負ったり、体型の変化で悩まされることもあるかもしれません。

浪人はそれほど過酷なものであることを十分に把握しておきましょう。

浪人するデメリット③:多額の費用がかかる

多くの人は予備校で浪人すると思いますが、一年間で多額の費用がかかってしまいます。

予備校の学費だけで100万ほどかかりますし、個人で購入する参考書代に加え、人によっては家から予備校までの交通費もかかります。

これほど多くのお金を使うことになるのも、浪人のデメリットとして挙げられるでしょう。

とはいっても、私立大学に入学しても授業料は国立大学よりも高いですし、長い目で見ると浪人して国立・公立大学に進学する方が安くなったりもします。

 

リー
理系だと国立と私立の授業料の違いは顕著だよね!

お金だけに焦点をあてるならば、現役でストレートで国立や公立大学に受かるのが一番安上がりです。

あなたの努力次第で、意味のあるものにも、捨て金にすることもできますし、それほど多額のお金をかけて自分は浪人させてもらっていることを覚えておきましょうね。

浪人するデメリット④:周りより一年遅れる

電車が通り過ぎるのを待つ人

浪人することで、現役で受かった同級生に後れを取ることになります。

自分が必死に勉強している間に楽しい大学生活を送り、先に大学院に進学したり就職を始めます。

人によっては、知り合いに後れを取っているという劣等感を抱いてしまうかもしれません。浪人には多額の費用がかかることもお話したばかりですね。

このような感情を抱くのは仕方ないのかもしれませんが、僕はその必要はないと思います。

浪人したから学べることもありますし、何より大学で過ごす四年間は変わらないです。一年の遅れは大した差ではありません。

ですが、どうしても知り合いと同じ学年でいたいとか、後れを取る気がして嫌だという方は、浪人をする前に考えてみると良いと思います。

浪人するデメリット⑤:後輩と同級生になってしまう

浪人することで自分の後輩だった人と同じ学年になることを嫌がり、浪人を躊躇う人もいるかもしれません。

出身高校が、大学進学時に全国に散らばっていくならあまり気にする必要はないかもしれませんが、地元の大学などの合格数が著しく多い場合は気にしてしまいますよね。

僕は自分の後輩と同級生にならずに済みましたが、友人は出身校の後輩と同じクラスメイトになって気まずいと言っていました。タメ口なのか敬語なのか、接し方も難しいと思います。

このような点において、浪人するデメリットであると言えるでしょう。

 

ちなみに、大学に入って浪人かどうかで差別されるようなことはありません。同級生としてタメ口で話します。

初めて友人に暴露するときは少し緊張しますが、慣れてくると隠すものでもないので何も気にせず言えるようになります。むしろ、お互いが浪人生であるとわかると、親近感がわいて一気に仲良くなれることもありますよ。

現役生同士で盛り上がることはあまりありませんが、予備校ネタなど、浪人生同士で盛り上がることはしょっちゅうあります。

浪人のメリットやデメリットのまとめ

朝日の出る海

ここまで、浪人することのメリットやデメリットについてみてきました。

最後にもう一度、まとめておきましょう。

【浪人するメリット】
・志望校に再チャレンジできる
・しっかりした人間になる
・勉強する癖が身に着く
・大学に行く意味が見出せる
・大学一年の間に成人できる

【浪人するデメリット】
・合格するとは限らない
・やんだり不健康になる
・多額の費用がかかる
・周りより一年遅れる
・後輩と同級生になってしまう

浪人するかを考える際は、浪人することの良い点や悪い点をしっかり把握した上で、自分で結論を出せるといいですね。

自分で決めたことであれば、辛いときも奮い立たせてがんばることができるでしょう。

辛いことも多い浪人生活ですが、乗り越えることで本当に色んな事を得られますし、大きな成長を遂げることができます。

陰ながらではありますが、応援していますので、がんばってくださいね。

 

\自身の浪人経験まとめてます!/

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