目安や勉強法もあわせて知りたいなぁ...。
このような疑問を解決します。
大学生になって就職や大学院進学がチラつく時期になると、TOEICの受験を意識しだす人も多いと思います。
しかし、平均スコアが気になったり、どれぐらいの点数をとればいいのかわからず、目標が設定できずにやる気が起きないこともあるでしょう。
そこで今回は、大学生のTOEICの平均スコアを紹介し、必要となる主な場面別の基準や勉強法についてお話していきたいと思います。
大学生である筆者が、学生視点で知りたい情報をまとめてお話していくので、参考になることも多いと思いますよ。
大学生のTOEIC平均スコアはどれぐらい?
まずは、TOEICの試験における平均スコアについてみていきましょう。
以下のグラフは、過去3年間の平均スコアや、社会人や学生別の平均スコアをまとめたグラフになっています。
(TOEIC ®Program DATA&ANALYSIS 2020 2019年度 受験者数と平均スコアより)
このグラフから、TOEIC全体の平均スコアは588、ザックリ言えば600であることがわかりますね。
ですが、一概に学生といっても、このデータには小学校から大学院までの、大学生以外の人達も含まれているので、大学生という所属に限定した平均スコアは違ってくることになります。
そこで、TOEIC全体のトータルスコアの分布と、所属学校別の平均スコアをまとめた以下のグラフをご覧ください。
TOEIC ®Program DATA&ANALYSIS 2020 2019年度 受験者数と平均スコアより)
上記のグラフより、大学生に限ったTOEICの平均スコアとしては574であることがわかります。
実施年度や試験の難易度などによって平均は上下するものと思われますが、スコア550~600であれば大学生の平均であると言えるのではないでしょうか。
大学生のTOEIC平均スコアを元にした目安
TOEICの全体や大学生の平均スコアについてお話したところで、実際に試験を受けるときにどれぐらいのスコアを目指せばいいのかについてお話していきたいと思います。
TOEICのスコアが必要になる場面というのは、以下の2つが多いと思います。
・大学院進学・編入におけるスコア目安
それぞれの目標について、1つずつお話していきますね。
①:就活におけるスコア目安
はじめに、大学生が就活の際に必要となるTOEICのスコアについてみていきましょう。
実際に行われた調査データを元に、企業が大学生に求めるTOEICのスコアを把握し、どれぐらいのスコアを目指すべきなのかをお話していきたいと思います。
まず、TOEICを導入している企業・団体の約半数が、新入社員を採用する際の判断材料として、学生のTOEICスコアを考慮していると回答しました。
そのような企業たちが新入社員に期待する平均スコアは、535点となっており、TOEICの平均程度であることがわかります。
※ 「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」より
このように、多くの企業がTOEICのスコアを参考にしていますし、有名で大企業になればなるほど、TOEICのスコアが求められる傾向はより顕著になります。
また、企業のグローバル化が進んでいることもあり、新入社員にも業務上で最低限のコミュニケーションがとれるような英語力が求められています。
先ほどもお話したように、企業が新入社員に期待するスコアの平均は535点で、幅を持って示すのであれば425~645点です。
このスコア帯とコミュニケーション能力は、以下のように対応しています。
また、海外部門の社員に期待するTOEICスコアは、570~810点と標準より高いレベルになっています。
以上のデータから、最低でもTOEIC全体平均の500点代後半ぐらいのスコアはもちろん、一般的に、資格として記入できるスコアである600以上はほしいところです。
ですが、このラインは就活で活用できるだけであるので、周りの就活生と差をつけたいなどと考えている人は700以上、英語を頻繁に使う業種に就きたいのであれば800点より高いスコアを取得することを目標にするのが良いでしょう。
②:大学院進学・編入におけるスコア目安
次に、大学院に進学・編入する際に必要となるスコアについてお話していきたいと思います。
大学院に関しては、自分の在籍している大学の大学院に行く内部進学と、他大学の大学院に編入する外部進学の2パターンに分けられます。
難易度としては内部進学の方が易しく、TOEICのスコアに関しては、600あれば可もなく不可もなく院試を突破することができるでしょう。
逆に、スコアが750程度以上であれば有利に進めることができると思います。
とはいえ、内部進学であれば同級生や研究室の先輩などとの情報交換も用意だと思うので、実際に話を聞いてみるのが一番オススメです。
一方、外部進学は基本的にガチな試験を受けることになり、TOEICのスコアが英語の持ち点として換算されることになる場合がほとんどです。
受験する大学院や文理によってボーダーが違うので一概には言えませんが、僕も大学3年の現在で大学院編入を考えているので自分なりに情報収集しています。
そこで、僕が色んなサイトで調べ挙げた結果を、ここで共有して大まかなスコア目安にしたいと思います。
・理系大学院であれば700~750ぐらいで有利になる
・TOEICが低くても専門科目ができれば受かるが、最低でも600は必要かと
・TOEICのスコアが800以上あれば基本的に有利になり、900あれば無双レベル
これはあくまでも目安ですので、外部の大学院に編入することを考えている方は、実際に自分で調べてみることが必須になると思います。
大学生のTOEIC平均スコアを突破する勉強法
それではここで、大学生がTOEICの平均スコアや、各々にあった目標スコアを達成するための勉強法についてお話したいと思います。
僕が取り上げるのは次の2つです。
・スタディサプリTOEICを使って勉強する
順に解説していきますね。
①:参考書を使って自力で勉強する
まずは、市販の参考書を使って自力でTOEICの勉強する方法です。
実際に大学生協や書店のTOEICコーナーに足を運んだことがある方はわかると思うのですが、本当に多くの参考書が並んでいますよね。
良く言えば、対策にするにあたって教材に困ることはないのですが、悪く言えば多すぎて困ってしまうということ。
また、自分の中で正しい勉強法が確立できれば問題ないのですが、それができないと時間をかけてもスコアが上がらないという悲劇に陥ることもあるでしょう。
この点に関しては、独学で参考書を使って勉強していた僕の経験をまとめた、「TOEIC対策でオススメの参考書はこの2冊!スコアを200上げた勉強法も解説!」が参考になると思うので、よければご覧ください。
②:スタディサプリTOEICを使って勉強する
自分で勉強法を確立できるかわからない、参考書を選びきれないという方は、スタディサプリTOEICを使って勉強することをオススメします。
スタディサプリTOEIC(正式名称:スタディサプリENGLISH TOEIC TEST対策コース)は、リクルートが運営する英語学習サービスで、スキマ時間でTOEICの対策ができるようになっています。
月々2,728円からTOEIC対策を行うことができ、中学レベルの文法の見直しから、ハイスコア対策まで対応している点も魅力的。
実際のところ、スタディサプリTOEICは生徒のスコアアップの実績が多く、ユーザーの勉強を継続させるための工夫も施されているので、満足度も非常に高くなっています。
全ての機能を試せる7日間の無料体験もありますし、気になる方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
大学生のTOEIC平均スコア、目安や勉強法のまとめ
ここまで、大学生のTOEICの平均スコアや必要となる場面別の目安、勉強法などについてお話してきました。
最後にもう一度、まとめておきましょう。
・大学生のTOEICの平均スコアは574
・スコアは最低でも600、人によっては700.800以上必要
・就職や大学院の目安は、志望によって変わってくるので調べるべし
・市販の参考書や、スタディサプリTOEICを駆使してスコアを上げよう
TOEICでハイスコアを取得しておけば、絶対に役に立ちますし、勉強しておいてよかったと感じるときが訪れます。
就職や大学院進学、どちらにせよ大学卒業後に選択を迫られることになるので、早めに対策を始めておきましょう。
目標のスコアに到達できるよう、応援しています。