大学生にiPadって必要なのかな?
使っている人の意見を聞いてみたいな。
このような悩みを解決します。
大学生になってiPadを使い始める人も出てくると思います。
やはり、持っているとどこかかっこいいですし、憧れてしまうこともあるでしょう。僕もiPadを使っている大学の知人に対して同じような気持ちを抱いていました。
しかし、そう簡単に買える値段のものではありませんし、モデルなども色々あって迷ってしまうのも事実。
そこで今回は、iPadユーザーである現役大学生の筆者が、大学生がiPadを購入する際のメリットやデメリットなどについて解説していきます。
加えて、購入時に気にするポイントも学生視点で解説していくので、参考にしていただければ幸いです。
【結論】絶対に必要ではないけど、あれば結構便利です
先に結論から述べておくと、大学生にとってiPadは必ずしも必要というわけではないのですが、あれば便利であることは間違いありません。
ただし、後で触れますが、高い買い物であることは間違いないので、経済的に余裕があれば検討の余地があると考えています。
正直なところ、iPadを持っていなくても大学生として過ごしていけますし、卒業だってできます。
僕自身、iPadを購入したのは大学3年の後期になってからですし、それまではiPadなしで問題ありませんでした。
しかし、実際にiPadを手にして便利だと感じたのは事実であり、今回は一利用者として少しでも必要か否かの判断の参考材料を提供できたらと思っています。
大学生がiPadを購入するデメリットから、必要かを考えてみる
まずは、大学生がiPadを購入するデメリットについてみていきましょう。
iPadの購入を検討する際、やはりその便利な点に目がいきがちですが、欠点について把握しておくことも大事です。
具体的には、次の通りです。
・パソコンの代用は不可能
・教科書などの完全な電子化は難しい
順にお話していきますね。
デメリット①:値段が高い
iPadを買う際にデメリットであると感じるのは、その値段の高さです。
例えば数千円のものであれば、まだ気軽に購入して扱うことができると思うのですが、数万円は必要になりますし、iPad Proのような高い機種だと本体だけで十万円近くかかります。
それに加えて、ApplePencilやケースなどのアクセサリも購入する人が多いと思うので、本体価格に2~3万程度は上乗せされることになるでしょう。
十万円もあれば、他に色々なものを購入できたり、経験を積むことができるのも事実。
iPadは便利で魅力的なものではありますが、本当にそのような大金を支払ってまで必要なものなのかを今一度考えてみると良いかもしれません。
デメリット②:パソコンの代用は不可能
iPadでパソコンの代用をしようと考えている人もいるかもしれませんが、パソコンの代用は無理だと感じています。
その差が顕著に表れるのは、やはり、Microsoftを利用するときでしょう。
Wordでレポートを書くことも多いと思うのですが、iPadでも不可能ではないものの、パソコンに比べると扱いづらくてかなり不便です。
その他にも、動画編集やプログラミングといった作業を行う際は、パソコンの方が圧倒的に有利であることは間違いないでしょう。
なので、あくまでもパソコンなどは持っていて、更に利便性を向上させる目的でiPadを購入するのが賢明かと思います。
デメリット③:教科書などの完全な電子化は難しい
詳しくは後述しますが、iPadを持っていると、ノートをとれたり電子ファイルに書き込みができます。
この機能をフル活用して、大学の講義資料などを完全に電子化しようと考えている方がいるかもしれませんが、それは難しいように感じます。
例えば大学の教科書は基本的に書籍を購入しますし、その全てのページをスキャンするのは非常に大変です。
そして、講義によっては紙ベースで進めていくこともあるでしょうし、完全にiPad一本で乗り切るのは難しいと個人的には感じています。
大学によって事情は違うので一様には言えないのかもしれませんが、完全な電子化を目指すためだけにiPadを購入するのはあまりオススメできないと思います。
大学生にiPadは必要なのかを6つのメリットから考えてみる
次に、大学生がiPadを購入することで生じるメリットについてみていきたいと思います。
具体的には、次の6点です。
・PDFファイルに書き込める
・端末が増えて色々と便利になる
・パソコンよりは持ち運びやすい
・映画鑑賞や電子書籍がより楽しめる
・iPhoneやMacとの相性が良くて便利
順に解説していきますね。
メリット①:ノートやペンの荷物が減る
ApplePencilの使用が前提にはなりますが、iPadを持っているとノートの代用として使うことができるので、大学に持っていく荷物が減るというメリットが挙げられます。
ルーズリーフに板書をとっていた人であれば、ルーズリーフの紙やそれらを閉じるリングファイルもiPad1つで完結するので、非常にスッキリするでしょう。
講義ごとにあれやこれやとノートを分けたり、わかりやすくするために必要だった何種類ものペンがiPadとApplePencilに集約されるので、便利になることは間違いありません。
メリット②:PDFファイルに書き込める
iPadを持つことで可能になる大きなメリットの1つに、PDFファイルに直接書き込みができるというものがあります。
オンライン授業に伴って、電子ファイルでレジュメなどが配布されることも増えたと思いますし、かなり便利に感じることでしょう。
例えばPDFで配布された課題を提出する場合、以下のような手順を踏むのが一般的だと思います。
②紙に書き込んで完成させる
③スキャンしてPDFとして提出
しかし、iPadを持っていれば、配布されたPDFに直接文字を記入したりできるので、手順①にプリントアウトや手順③のスキャンといった工程を省くことができます。
電子ファイルに書き込みができると思っている以上に便利になるので、かなり魅力的なメリットに感じています。
メリット③:端末が増えて色々と便利になる
かなりザックリした言い方になってしまいますが、iPadを購入することで所有する端末数が増えて、何かと便利になります。
調べものをする際や、1つの端末で動画などを再生しながら他方の端末で別アプリを使う時など、恩恵を感じられることがあることでしょう。
個人的に嬉しかったのは、パソコンでレポートを書きながらスマホで調べものをし、タブレットでYouTubeを流すことができた点。
YouTube Premiumならバッググラウンド再生もできますが、自分は加入していないので、何気に嬉しいポイントでした。
メリット④:パソコンよりは持ち運びやすい
先ほど、iPadをパソコンの代わりとして使うことは不可能だと説明しましたが、外出する際にパソコンの代わりに持ち運んで作業する分にはiPadでも申し分ありません。
そのような場面では、パソコンに比べると薄くて軽いので、持ち運びがしやすいというメリットがあります。
ただし、iPad単体では文字入力がしにくいので、ワイヤレスキーボードやキーボード付きのケースで補う必要はあるでしょう。
メリット⑤:映画鑑賞や電子書籍がより楽しめる
iPadはスマホに比べて画面が大きいので、動画を見たり電子書籍を今まで以上に楽しむことができます。
僕自身、スマホでアマプラを使ったりマンガを読んだりしていましたが、一度iPadを使いだすともう戻ることはできません。
動画配信サービスや電子書籍を利用している方にとっては、かなり大きなメリットに感じられることでしょう。
メリット⑥:iPhoneやMacとの相性が良くて便利
また、iPadはiPhoneやMacといった他のApple製品との相性がよいので、Apple製品を使っている人は便利に感じるシーンが多いと思います。
個人的に魅力的に感じているのは、片方で作成したメモを他方でも共有できたり、写真やファイルを送信するAirDropを使うことでスムーズな通信が可能になる点です。
残念ながら、僕はWindowsパソコンを使っているのでMacのことは詳しくわかりませんが、画面共有をできたりデュアルディスプレイのような感覚で使うこともできて便利みたいです。
このような端末間の相性の良さも利便性の向上につながるので、メリットの1つとして挙げることができるでしょう。
大学生がiPadを購入する際に生じる疑問点に答えてみる
ここまで、iPadのメリットやデメリットについて触れてきました。
大学生がiPadを購入することに対して、どのような魅力や欠点があるのかを利用者視点でしっかりお伝えしてきたつもりです。
そしてここでは、実際に購入しようと考えている人にありがちな疑問点についてもみていきたいと思います。
僕がiPadを購入するときに悩んだ点は、次の通りです。
・容量はどう選べば良いのか
・「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル」のどちらか
それぞれ解説していきますね。
①:iPadのどのモデルが良いのか
iPadを購入する際に一番迷うのは、どのモデルを選べばいいのかという点ではないでしょうか。
各モデルのWi-Fiモデルで一番値段が安いものでまとめて比較してみると、以下のようになります。
iPad (第9世代) |
12.9インチ iPad Pro (第5世代) |
11インチ iPad Pro (第3世代) |
iPad Air (第4世代) |
iPad mini (第6世代) |
|
画面 | 10.2インチ | 12.9インチ | 11インチ | 10.9インチ | 8.3インチ |
容量 | 64GB | 128GB | 128Gb | 64GB | 64GB |
価格 | 39,800円 | 129,800円 | 94,800円 | 87,780円 | 77,800円 |
まず、個人的には、大学生が初めてiPadを購入するのであれば、iPad miniは避けるべきだと感じています。
というのも、画面が小さくてコンパクトな点がウリのminiは、板書などの用途にしては小さすぎてかえって不便だからです。
なので、僕的には「iPad」「iPad Air」「iPad Pro」の3択になります。
これを選ぶ判断基準については、
・お財布事情
の2点で問題ないと思っています。
動画編集や絵を描くといった用途でガンガンiPadを使いたい方はiPad Proも検討の余地がありますが、他の端末でもある程度はできますし、何より高いです。
また、iPadに関しては一番リーズナブルな価格帯になっていて、iPad Airは他の2つの中間的ポジションですが、ややiPad Proよりの性能を有しているのが魅力的なポイント。
このモデル選びに関しては、このサイトの他にも色々なサイトを見るなどして、情報収集を行ってから判断するのがベストでしょう。
②:容量はどう選べば良いのか
次に、iPadの容量に関してですが、今では64GB以上が主流になっていて、そこから自分に合ったものを選ぶことになるでしょう。
ですが、いつかは限界がきそうなので、動画をダウンロードしたり映像コンテンツをiPadに保存する方は128GB以上にする方が無難だと思いますし、64GBだと後々アプリの消去や写真の整理が必要になってくるかもしれません。
この点に関しては、普段使っているスマホの容量の利用度合いや内訳を確認することで、iPadの容量検討の際に役立つのではないかと思います。
③:「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル」のどちらか
最後に、「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi+Cellularモデル」のどちらを選ぶかについですが、この2つの違いを説明すると、以下の通りです。
・Wi-Fi+Cellularモデル:スマホのように4Gなどの回線を使って通信ができる
つまり、Wi-Fiに接続していなくても通信ができるか否かが大きな違いになります。
一見すると、Wi-Fi+Cellularモデルの方が便利に感じられるかもしれませんが、よほど強いこだわりがない限りWi-Fiモデルで問題ないというのが事実です。
なぜなら、おそらくiPadを使うであろう自宅、学校、カフェなどの場所にはWi-Fiがあるでしょうし、スマホのデザリングを使うことも可能です。
そして、ノートアプリなどもオフラインで使えるものが多いですし、Wi-Fiがなくてもあまり不自由を感じることなくiPadを使えるでしょう。
なので、Wi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルで迷っているのであれば、値段も安いですし、Wi-Fiモデルを選ぶのが賢明だと思います。
大学生にiPadは必要か否かのまとめ
ここまで大学生にiPadは必要かどうかについてお話してきました。
iPadは確かに便利ですが、パソコンの代わりにはなりませんし、なくても大学生活は過ごせるので無理に買う必要はありません。
余裕があれば購入検討の余地ありといった感じですし、他にほしいものがあれば優先順位は低くなってもいいのではないかと思います。
ですが、使ってみるとその便利さが実感できると思うので、この記事を読んで「やっぱりiPadほしいかも」と感じた方は前向きに検討してみてくださいね。
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