学生はどのように感じてるのかな?
このような疑問を解消します。
コロナウイルスが広がってから、私たちの生活は大きく変化しました。
マスクの着用やソーシャルディスタンスなど、挙げ出すとキリがないかもしれませんが、その1つに、オンライン授業の導入もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、オンライン授業のメリットやデメリットについて徹底解説していこうと思います。
国立大学生で1年以上オンライン授業を体験した筆者が、実際に感じたことを暴露していきます。
オンライン授業とは?
オンライン授業とは、インターネットを利用して行うもので、授業に参加する人たちが実際に対面することなく進められるものです。
その他にも非対面授業、リモート授業とも呼ばれたりします。
主にZoomやGoogle Meetといったサービスを利用して、映像や音声を中継して授業や会議などを行います。
新型コロナウイルスの感染拡大防止を防ぐため、人同士の接触なしで授業などを行う手段として生み出されたものです。
実はオンライン授業には2種類ある
一概にオンライン授業と言われるものでも、実はその形態によって2つの種類に分類されます。
具体的には次の通り。
・同期型授業
・オンデマンド授業
まず、同期型授業ですが、Zoomなどを使ってリアルタイムで中継して行われます。
9時からの授業であれば、時間になると先生が授業をはじめ、中継を聞きながら学生はノートをとったりする感じですね。
それに対して、オンデマンド授業は決まった時間に授業を受ける必要がなく、先生があげた動画の録画やスライドをみて学習を進めます。
つまり、受講生側は基本的に「いつでも自分の好きなタイミングで授業を受けることが可能」になります。
これだけ見るとオンライン授業=最高と感じるかもしれませんが、実際には欠点もいくつかあります。
オンライン授業の3つのデメリット
まずはオンライン授業のデメリットについてお話していきます。
僕が1年以上受けて感じたのは、次の3つです。
・友達ができない
・ずっと画面を見ているので疲れる
・対面の講義に比べると質が落ちる
順にお話していきます。
オンライン授業のデメリット①:友達ができない
オンライン授業は大学に通わず講義が進んでいって同級生と会う機会がほとんどなくなるので、大学で友達を作るのが本当に難しくなります。
自分の場合、2年生はほとんどがオンライン授業で、この記事を書いている3年生になって対面授業が増えてきたのですが、大学に登校するようになってから人脈が広がり始めました。
やはり、みんなで同じ講義室に集まってディスカッションや実験などを行うことで親しくなるケースが多いんだな~と実感しました。
ちなみに僕は2年生になる段階で転学科をしたのですが、この段階でコロナが流行してオンライン授業が始まり、転科先の友達が一人もできなくて本当に辛かったです。
オンライン授業がメインだと同級生と顔を合わす機会が限られ、なかなか友達ができないのは大きな欠点だと思います。
オンライン授業のデメリット②:ずっと画面を見ているので疲れる
オンライン授業中はずっとパソコンなどの画面を見ていることになるので、本当に疲れます。
自分は肩こりがひどくなったり、腰が痛かったり、明らかに体が硬くなっていると実感をしました。
これにとどまらず、大学の登校がなくなり、外出する機会がなくなってくると、精神的にも疲れて病んでしまうこともよくあります。
誰とも話す機会がなくなると、自分でも気づかないうちにストレスを抱え込んでいる場合もあるので気を付けてくださいね。
誰かと話すだけでも気が楽になるので、大学や地元の友達と通話するのも良いと思います。
適度な運動や家でもできるストレッチなどを行い、少しでも体を動かすのも、気分が晴れるのでオススメですよ。
オンライン授業のデメリット③:対面の講義に比べると質が落ちる
オンライン授業だと、対面の講義に比べて授業の質が落ちます。
教科書を抜粋しただけの内容をパワポにまとめて掲載するだけの先生がいたという経験もありますが、なんといっても目の前で実際に講義が行われているか否かは理解度に影響するのだと思います。
生で先生の話を聞いて講義を受けているだけでも、身振り手振りや声の抑揚など、色々な情報を取り入れながら理解しているのでしょう。
もちろんオンライン授業だから大学の勉強ができないと言ってるわけではありませんが、映像を通しての授業には限界があると感じました。
オンライン授業の2つのメリット
次に、オンライン授業のメリットについてまとめてみます。
具体的には次の2点です。
・Wi-Fiさえあればどこでも受講できる
・授業によっては何度も見返すことができる
これも1つずつ解説していきますね。
オンライン授業のメリット①:Wi-Fiさえあればどこでも受講できる
オンライン授業の大きな魅力といえば、やはり、Wi-Fiさえあればどこでも授業を受けれるということです。
パソコンやスマホといった機器があれば、友達の家や近くのカフェなど、色んな場所で大学の受講が可能。
わざわざ大学に行く準備をして登校する必要もありませんし、授業開始の1分前に起きても講義に間に合ってしまいます。
この恩恵をフル活用し、友達と遊んだ後も家に帰らず泊まる→授業に出席→また遊ぶといった流れで楽しんだりしていました。
これは対面授業にはない自由さであり、個人的にはかなり助けられた点でもあります。
平日の昼間に弾丸ドライブしたのは良い思い出です!
オンライン授業のメリット②:授業によっては何度も見返すことができる
これは主にオンデマンド形式の授業に当てはまることですが、授業動画を何度も見返すことができる点も大きな魅力です。
対面の授業だと、先生の言ったことを何度もリピートして聞くことはできませんが、オンラインだとそれが可能だったりします。
なので、一度聞いてもわからなかった部分をじっくり聞いてみたり、試験前に確認がてら再受講することもできます。
僕の友達も「オンライン授業だと何度も聞き直せるから嬉しい!勉強しやすい!」と喜んでいましたが、自分も同感でした。
オンライン授業のメリット・デメリットのまとめ
ここまでオンライン授業のメリットやデメリットについてまとめてみました。
オンライン授業はどこでも受講できるので色んな人に羨ましがられるのですが、実際に受けてみると大変なことも多かったのが事実です。
対面と非対面のどちらが好きかという好みは人によってそれぞれだと思います。
もし、このままオンラインでの講義などが続くようであれば、今よりもクオリティの高い授業も展開されるかもしれませんね。
オンラインの良い点を悪い点を理解した上で、自分に合ったスタイルを確立してみてください。